マツダロジスティクスが「ケミカンSDS管理」を導入
化学物質管理の業務効率化と法令遵守が求められる中、マツダロジスティクス株式会社が「ケミカンSDS管理」を導入したことが発表されました。このSDS管理プラットフォームは、全国の拠点において化学物質関連のデータを一元管理し、運用の効率化を図るものです。
「ケミカンSDS管理」とは
「ケミカンSDS管理」は、SDS(Safety Data Sheet、安全データシート)を中心に構築されたデジタルプラットフォームです。このツールにより、化学物質に関わる情報を効率的に管理し、執務プロセスを簡素化することが可能になります。具体的には、各拠点ごとに異なるSDSのデータベースを整備し、法令の最新情報を自動でチェックしリスクアセスメントの業務を効率化することができます。
導入の背景と目的
1. 拠点のSDS管理体制の統一
マツダロジスティクスの全国展開において、塗装や保守作業などで複数の化学物質を扱う中、各拠点で独自のSDS管理が行われていました。この運用形態では、担当者の業務が多忙であることから、SDSに関するトラブルが懸念されていました。このため、全社でSDSの状況を一元的に把握できる仕組みの導入が急務とされました。
2. 法令チェックの自動化
化学物質に関する法令は年々増加し、各拠点が個別に最新の法令を確認する必要があったため、確認漏れのリスクが生じていました。これを受け、「ケミカンSDS管理」は50以上の国内外の法令を網羅し、自動でSDSをチェックする機能を備えており、人的リスクを大幅に軽減します。
3. リスクアセスメント工数の削減
従来、マツダロジスティクスでは「CREATE-SIMPLE」を使用してリスクアセスメントを行っていましたが、その手続きには手動でのデータ入力が必要でした。新たに導入されたシステムは、このプロセスを自動化し、解決を図ります。SDSのデータが自動的にデジタル化されることで、入力工数は約70%も削減されています。
マツダロジスティクスの取り組み
株式会社ケミカンに代表されるプラットフォームへの投資は、マツダロジスティクスにとって不可欠な要素です。安全管理部門の田所氏は、「化学物質の取り扱いにおいて、本社が全社員のSDSの状況を正確に把握することが求められる」と意義を語っています。実際に「ケミカンSDS管理」の導入により、拠点ごとの個別対応が不要となり、全体の効率性が向上することが期待されています。
今後、マツダロジスティクスは6つの先行拠点での導入を基盤に、さらなる全国展開を計画しています。全拠点が自立的に化学物質を管理できる体制の確立が、次のステップとして考えられています。これは同社にとっても業界全体にとっても重要な進化であり、今後の取り組みから目が離せません。
会社概要
マツダロジスティクス株式会社
- - 設立: 大正11年(1922年)5月1日
- - 代表者: 代表取締役社長 日浦 章博
- - 所在地: 広島市南区楠那町3番19号
- - コーポレートサイト: mazdalogi.co.jp
株式会社ケミカン
- - 設立: 2015年4月
- - 代表者: 代表取締役 清水 俊博
- - 資本金: 3.5億円
- - 所在地: 東京都中央区築地3-7-1 TSUKIJI GRANDE 2F
- - サイト: chemican.co.jp
このように、新しいテクノロジーの導入はマツダロジスティクスの化学物質管理体制を一新することに繋がります。次世代の管理システムがもたらす影響に、期待が高まります。