防災食推奨品誕生
2015-03-02 17:00:01
防災製品の新基準が誕生!初の防災食推奨品審査会の詳細
防災食の推奨品が誕生
2011年3月11日に発生した東北大震災以降、日本全国で防災食の必要性が高まりました。震災の影響で、多くの人々がいつどこで災害に遭遇するか分からない不安を抱えるようになり、備えておくべき食品についてのニーズが増加しました。しかし、消費者の中には、どの防災食が安全で美味しいのか、判断するための基準がないことを疑問視する声が多く寄せられています。
そんな状況を受けて、一般社団法人防災安全協会は、内閣府・防災推進協議会との協議を経て、災害時における防災食の評価基準を定めることにしました。これにより、製品の安全性や衛生面、味覚等の評価が基準として設けられました。そして、2月13日に防災食の推奨品を初めて選定する審査会が開催されました。
厳選された7つの防災食
審査会の結果、以下の7品目が防災食推奨品として選ばれました。
1. ハンバーグ煮込み
2. 牛丼の具
3. さば味噌煮
4. 筑前煮
5. 肉じゃが
6. 豚汁
7. ソフト金時豆
これらは、アルファフーズ株式会社が提供する「UAA食品美味しい防災食」として販売されています。この製品は常温保存が可能で、製造後5年の賞味期限が設定されています。この長期保存に対する信頼性を高めるため、一般的な加速度試験に加え、実際に5年以上経過した製品の検査も行われています。
防災製品の認知度向上
推奨品には「防災製品等推奨品マーク」が付与され、このマークのある製品は安心して購入・使用できることの証明となります。今後はこのマークの認知度を高めることで、消費者が安全で美味しい防災食を選ぶ手助けをしていく考えです。
消費者の信頼を獲得
この新たな評価基準によって、防災食に対する信頼が向上し、より多くの人々が必要な時に確かな食品を手に入れることができることが期待されています。今後、各社からの新しい防災食も登場し、選択肢が広がることでしょう。防災意識の高まりと共に、質の高い防災食の開発が進むことを望みます。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人防災安全協会
- 住所
- 東京都世田谷区用賀山浦ビル 3B
- 電話番号
-
03-3700-1930