最新AI搭載補聴器「リサウンド・ビビア」と新技術で快適な聞こえを実現

GNヒアリングジャパン株式会社は、2025年5月14日に、世界最小のAI搭載補聴器「リサウンド・ビビア」と、音声を複数デバイスに同時配信できる新技術「Auracast」を搭載した「リサウンド・サビー」を発売すると発表しました。これにより、聞こえに悩む方にとっての生活の質の向上が期待されます。

革新的なAI技術による会話の快適さ

会話が苦手な騒音環境においても、リサウンド・ビビアは特別なAI技術を用いて“聞きたい音”に焦点を当てることができます。その新機能「インテリジェントフォーカス」は、人間の音声処理能力を模倣し、背景の雑音を抑えながら、話し手の声を際立たせます。これにより、ユーザーはよりスムーズに会話を行うことができ、ストレスの少ないコミュニケーションが可能になります。

世界最小のサイズに圧縮されたハイテク

その設計はコンパクトさを追求しながらも、満足いく性能を維持しており、一日中使用しても快適な装用感を提供します。特に、24時間使用できるバッテリー効率は、日常生活において非常に頼もしいメリットです。リサウンド・ビビアは、最新の「ディープ・ニューラル・ネットワーク（DNN）」チップを搭載し、日本語を含む1,350万の会話データを基にした高度な音声処理を実現しています。

会話をより自然にする「リサウンド・サビー」

一方、新たに登場する「リサウンド・サビー」は、会話に特化した補聴器として、周囲の音や誰が話しかけているのかを敏感に察知し、ユーザーのコミュニケーション体験を一層向上させます。また、Bluetooth® LE AudioとAuracastにより、接続の自由度が増し、様々な環境で快適に利用できるようになります。

Auracastで進化した音声配信技術

新製品には、「Auracastアシスタント」も採用されており、この技術により、補聴器を介して同時に複数のデバイスに音声を高品質で配信することが可能です。これによって、映画館やレストラン、大きなイベントなどの音声を、補聴器を通じて直接受信し、よりクリアな音声体験を提供します。特に、これまで補聴器の技術によって享受できなかった多人数同時参加の音声体験は、多くの場面での生活の質を向上させる要素です。

補聴器専門店向けの配慮

GNヒアリングジャパンは、補聴器専門店のニーズにも応えるため、フィッティング・ソフトウェアの改良や衛生面の向上を図り、より快適な利活用を実現しています。新たな「交換可能なマイクフィルター」の導入により、クリーニングも簡単になり、補聴器の寿命が延びるとともに、ユーザーにとってより使いやすいデザインとなっています。

GN社製品担当者の声

GN社の最高技術責任者であるブライアン・ダム・ペダーセン氏は、「リサウンド・ビビアでは、AIによる聴覚体験の向上を根本から見直しました」と述べています。また、ヒアリング部門のプレジデント、スコット・デイビス氏は「リサウンド・ビビアとリサウンド・サビーは大きな飛躍を遂げました」と発表し、両製品がGN社のコミットメントを示すものだと強調しています。

新しい補聴器の登場は、これまで以上に多くの人々に自然な聞こえをもたらすことでしょう。リサウンドの革新的な技術は、今後の聴覚デバイスの可能性を大きく広げることが期待されています。