「ほめ写プロジェクト」始動
2018-08-29 15:25:05
子どもの自己肯定感を育む写真活用法「ほめ写プロジェクト」始動
子どもの自己肯定感を育む「ほめ写プロジェクト」が本格始動
近年、子どもの自己肯定感を高めることが子育てにおいて重要視されています。このたび、教育評論家の親野智可等氏をはじめ、脳科学者の篠原菊紀氏、発達心理学者の岩立京子氏が手を組み、子どもに対して写真を活用する新しい習慣「ほめ写プロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、8月29日から本格的に展開されています。
「ほめ写」とは何か?
「ほめ写」とは、子どもの写真を家庭内に飾り、その写真に対して親がほめることで、子どもの自己肯定感を高める取り組みです。親野氏は小学教師としての経験から、「自己肯定感の高い子どもは、自宅に家族の写真が多く飾られている」と気づき、その効果について調査を行ってきました。
このプロジェクトでは、親子の自己肯定感に関するアンケート結果や実際の実証実験を基に、新しい育児支援の方法を広めていきます。特設ホームページでは調査結果が公開され、セミナーやイベントを通じて具体的な実践方法や、子どもをより良く育てるための情報が提供される予定です。
調査結果の概要
自己肯定感に関する意識調査
調査によると、95%の親が「子どもの自己肯定感は重要」と感じている一方で、約60%は特に意識してその向上に取り組んではいないことがわかりました。また、家庭に写真を飾っている子どもは、そうでない子どもに比べて自己肯定感が高い傾向が見られました。
「ほめ写」実証実験
具体的なアプローチとして、32組の親子を対象に実証実験が行われました。通常、写真を飾らない家庭で、約3週間にわたって子どもや家族の写真を飾り、ほめる言葉をかけるという取り組みを行いました。その結果、子どもたちの自己肯定感が向上することが確認されました。
脳活動測定
さらに、科学的なデータも収集されました。特定の脳部位が活性化することが自己肯定感の向上に関連していることが明らかになりました。子どもたちが自分の写真を見ると、脳内で心地よさを感じる部分が優位に作用することが確認されたのです。これにより、自己肯定感が高まるメカニズムが解明されました。
ほめ写実践の流れ
「ほめ写」を実践するのは簡単です。以下の3つのステップを踏むだけで、誰でも取り組むことができます。
1. 撮る: 日常の中で子どもが頑張っている瞬間や楽しそうな姿を撮影します。
2. 飾る: 撮った写真を子どもの目線の高さに飾ります。大きめのサイズが効果的です。
3. ほめる: 写真を見ながら、子どもが頑張ったことや存在を肯定する言葉をかけます。
このように、自分の姿が飾られ、親からほめられることにより、子どもは自らの存在価値を再認識し、自己肯定感が向上するのです。
プロジェクト概要
この活動は、富士フイルム株式会社をメインパートナーとして、独立行政法人国立青少年教育振興機構や日本セルフエスティーム普及協会、NPO法人Fathering Japanなどの賛同団体と共に広がっていきます。
本プロジェクトは、現代の子育てにおいて重要な要素である自己肯定感を高めるための新しい取り組みとして、ぜひ注目していきたいものです。
会社情報
- 会社名
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ほめ写プロジェクトPR事務局
- 住所
- 東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ14F
- 電話番号
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