ブレインパッド、リユーザブルカップ導入の背景
東京都港区に本社を構える株式会社ブレインパッドは、環境配慮の取り組みとしてリユーザブルカップを導入することを発表しました。この取り組みは、2025年4月から実施され、月平均104kgのCO2削減を実現しています。具体的には、従来の使い捨て紙コップの代わりに、約100個のリユーザブルカップを使用することで、環境負荷を軽減することが目指されています。
社内提案が生んだイノベーション
この取り組みは、当社の社員が自由に提案できる「D会議」から生まれました。社員が提案したこのアイデアは、日々大量に廃棄される使い捨て紙コップの使用課題を発見したことから起こったものです。会議での提案は、経営陣によって一致して承認され、資金面でも東京都による補助金制度を活用することで実現に至りました。
環境負荷軽減の具体例
導入後、毎月約200個の紙コップが排除され、その結果、CO2排出量は月平均104kg削減されることが試算されています。この削減量は、毎月約3,000枚のレジ袋の使用を抑えるのと同等の効果があります。また、廃棄物の削減量も月約15.5kgとなり、これは45Lごみ袋15袋分の使い捨て紙コップに相当します。
企業文化の重要性
株式会社ブレインパッドの上席執行役員である新木菜月氏は、「リユーザブルカップの導入は、短期的なコスト増となるが、本質的には環境に優しい選択だと考え、経営陣から支持を受けた。」とコメントしています。当社のValuesの一つである「本質に向き合う」姿勢が、この取り組みの背後にあると強調しました。今後も持続可能な未来に向けた企業活動を推進する姿勢が表れています。
D会議の意義
D会議は、2024年4月から開始され、この文化の下で社内からの提案が20件以上行われています。このようなオープンな提案制度は、社員の創造性を引き出し、新たな取り組みを生む土壌を育んでいます。ブレインパッドはこのような文化が企業価値向上に寄与するとの信念を持っています。
会社概要と今後の展望
株式会社ブレインパッドは、2004年に設立され、データ活用を軸に数多くの企業にサービスを提供してきました。現在、金融、製造、小売分野など幅広い業種に対応し、1,400社を超える実績があります。今後も、持続可能な経営改善のためのプロフェッショナルサービスを展開し、社会に貢献する企業を目指しています。
2025年からの新たな取り組みにより、ブレインパッドは地球環境への配慮を一層強化し、よりよい未来の創出に向けた一歩を踏み出しました。