聖心女子大学で行われる難民・避難民ワークショップの魅力
近年、聖心女子大学とNPO法人開発教育協会が共同で実施する「難民・避難民ワークショップ」が関心を集めています。70件以上の参加があり、特に高校生や大学生には新たな知識と視点をもたらしています。ワークショップでは、難民問題を多角的に学ぶことができ、参加者は自らの考えを深める機会を得ています。
BE*hive(ビーハイブ)とは?
このワークショップは、2017年に聖心グローバルプラザ内にオープンした展示・ワークショップスペース「BE*hive」で行われています。ここでは定期的に「日本にいる難民」「中東の難民」「アジア・アフリカの難民」といったテーマに沿った展示を行い、参加者が生の情報や経験に触れることができる機会を提供しています。展示やワークショップを通じて、参加者は難民についての理解を深めることができます。
ワークショップの内容
参加者は原則として高校生以上で、20名以上のグループで参加が可能です。費用は無料で、事前予約が必要です。所要時間は30分から90分程度で、展示見学を含めたプログラムが提供されます。以下は代表的なプログラムの例です:
日本における難民問題をクイズ形式で学び、難民のエピソードを通じて意見交換を行います。
武器アートの背景やその意義について視覚的に学び、平和について考察します。
特にロヒンギャ難民の現状を学ぶプログラムで、参加者同士でディスカッションを行います。
様々なメディアからの意見を対比し、ロヒンギャ問題についての理解を深めます。
ロヒンギャ難民問題の過去を学ぶことで、現在の状況をより深く理解します。
参加者の声
実際に参加した大学生からは、「普段の授業とは異なり、自由に意見を交換することができた」との感想が聞かれます。また、夏の暑い中での展示見学も、開放感のある空間であったためか、リラックスした雰囲気で進められたとのこと。一般参加者の中には、展示を見ているだけでは得られなかった深い学びを体験したという意見も寄せられています。
申し込み案内
ワークショップへの参加は、事前予約が必要です。公式サイトを通じて、希望日より2週間前までに申し込むことができます。詳細は聖心女子大学の公式ページや紹介に記載されている連絡先を通じて確認してください。
開発教育協会について
NPO法人開発教育協会は、国際協力や環境問題、紛争、貧困といった地球規模の問題に対する教育活動を展開しています。約700名の個人と50の団体が協力し、1982年に創立されて以来、国際理解の普及に努めてきました。教育を通じて、参加者が自らの考えを持ち行動する力を育むことを目指しています。
このように、聖心女子大学のワークショップは参加者にとっての貴重な学びの場であり、今後の活動にも注目です。