海洋ダイバーの安全技術
2024-08-19 18:28:03

海洋ダイバーの安全を守る新技術、特許取得の画期的システムを発表

海洋ダイバーの命を守る新たなテクノロジー



株式会社xerograv.(ゼログラブ)が、海洋ダイバーの命を守る新しい情報通信システムに関して特許を取得したと発表しました。今回の発明は、2024年7月4日に登録された特許であり、これにより海の安全性が飛躍的に向上することが期待されています。

特許の背景と目的


日本では、2022年に海での水難事故による死亡・行方不明率が44.3%に達し、交通事故の死亡率0.9%と比較してもその数値は非常に高いことが分かっています。海洋で遭遇する危険を考えると、特にサポートが必要です。用途では、流されたり逸れたりした場合に自分の位置を確認できるGPSデバイスがあっても、他者に位置を知らせることができないため、救助までの時間が長引きます。そこで、xerograv.の新しい情報通信システムが開発されました。

発明の概要


新たなシステムは、ダイバーと管制塔の二つのユーザーグループを想定しています。ダイバーはスマートウォッチを装着し、管制塔はスマートフォンを使用し、特殊なアプリケーションを介してリアルタイムで情報を把握できることが特徴です。これにより、位置情報と履歴をクラウド経由で確認できるため、水難事故の救命率向上が期待されます。

各ユーザーの機能


1. アカウントの設定
- ダイバーと管制塔側は事前にアカウントを設定し、位置情報の共有を管理できます。個人情報に配慮し、共有期間や緊急連絡先も設定可能です。

2. ダイビングポイントの把握
- ダイバーは、アプリを搭載したデバイスを身につけ、水面・水中などで自動的に位置情報を送信。特に、浮上時と潜行時の位置情報を記録します。

3. 管制塔の視覚情報
- 管制塔側は複数のダイバーの位置情報を实时で把握し、各ダイバーの状況に応じて素早く対応可能です。

4. 水中コンピュータ機能
- 水中では、水陸両用のデバイスがダイビングコンピュータとして必要なデータ(例:水深・浮上速度)を表示し、ダイビングログを記録します。

使われる場面と期待される効果


この特許技術は、レクリエーショナルダイバーは勿論、職業ダイバーにとっても非常に重要です。特に、水中での情報把握や救助活動に役立つことが期待されています。海洋探査や水中建設にも貢献できるポテンシャルを秘めています。

会社概要


株式会社xerograv.は、東京都渋谷区に本社を置き、海を愛する人々の命を守る技術を提供するスタートアップです。海洋関連のテクノロジーとコンピュータの開発で、特に海難事故の救助に寄与することを目指しています。公式サイトでは、さらに詳細な情報が記載されています。
公式サイトはこちら

受賞歴


  • - Global Geek Audition 第3位
  • - DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2024 サービス部門最優秀賞

今後のさらなる発展が期待されるxerograv.の取組みは、多くの海洋スポーツ愛好者やプロフェッショナルにとって、より安全な環境を提供することでしょう。安全を確保した海の楽しみを、全ての人に届ける事業を今後も続けていくことが求められます。


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会社情報

会社名
株式会社xerograv.
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-51-10
電話番号
090-2211-5894

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