高槻市が18歳までの医療費完全無償化を実現！子育て支援の新時代へ

高槻市が実現！子どもの医療費完全無償化

高槻市が、2025年4月より、18歳までの子どもの医療費を完全に無償化することを決定しました。これは、大阪府内の自治体において初めての試みであり、子育て支援の新たなステップを踏み出しています。市の公式発表によると、この施策は、経済的負担を軽減し、より安心して子育てができる環境を整えることを目的としています。

医療費無償化の背景

これまで、高槻市では独自に子ども医療費助成制度を運用してきました。平成24年7月には、従来の制度にあった所得制限を撤廃し、対象を0歳から12歳に引き上げ。その後、段階的に年齢を拡大し、令和2年4月からは18歳までを対象にしました。今回の完全無償化は、その延長線上にあるものと言えるでしょう。

具体的な制度内容

新たに導入される制度では、対象となる費用は、通院および入院における保険診療の自己負担額、さらには入院時食事療養費の自己負担額も含まれます。具体的には、18歳到達後の最初の3月31日までの子どもが対象となります。市民が医療機関で支払う自己負担は、これまでの限度額を撤廃されることから、子育て中の家庭にとって大きな助けとなることでしょう。

これにより、親たちは子どもの健康に関して思い悩むことなく、必要な治療を受けさせることができるようになります。さらに、令和7年度予算として約20億4533万円を投じる見込みであり、安定した制度の運用を目指す意向が伺えます。

市の取り組みと未来

高槻市の子ども育成課は、医療費無償化の実施に対して「保護者の経済的負担を軽減し、子どもたちの健やかな成長を支える取り組みをさらに強化していく」とコメントしています。これは、地域の未来を担う子どもたちにとっても、大きな精神的支えとなるでしょう。

市内ではこれまでも、子育て世帯への様々な支援が行われてきましたが、医療費の無償化は特に大きな一歩といえます。この新しい制度の実施によって、さらに多くの家庭が安心して子どもを育てていける環境が整備されることが期待されています。