中村商事の成功的なEDI導入の裏側
中村商事株式会社(本社:東京都千代田区)は、歴史ある独立系商社であり、1937年の創業以来、鉄鋼や非鉄金属、新素材、電子材料の販売を手掛けてきました。近年、テクノロジーの進化とともに業務効率を高めるため、中村商事は企業間電子取引サービス「EDI-Master Cloud」の導入を決定しました。これは、キヤノンマーケティングジャパングループに所属するキヤノンITソリューションズ株式会社が提供するソリューションで、業務プロセスの自動化を推進するものです。
課題の背景
従来、中村商事は仕入れ先からの出荷明細をファックスやメールで受け取っていました。担当者はこれらの明細を確認した後、基幹システムに手入力していましたが、仕入れ件数が100件に達することもあり、業務負担は非常に大きく、誤入力が発生するという問題を抱えていました。
このような課題を抱える中、中村商事はEDIの機能要件を満たし、さらに拡張性が高いクラウドEDIサービスである「EDI-Master Cloud」を導入することを決定しました。感覚的な操作から自動化へとシフトすることで、業務のスムーズな運営を目指しました。
EDI-Master Cloud導入までのプロセス
中村商事は、新たなEDIシステムの検討を開始してからわずか4カ月で「EDI-Master Cloud」を本稼働させることに成功しました。このスピード感は、キヤノンITSの豊富な経験と知識に支えられたものです。
特に注目すべきは、「EDI-Master Cloud」と既存のRPAツールとの連携です。API機能を活用することで、EDI業務に関連するプロセスを自動化しました。これにより、基幹システムへの仕入れ情報の入力業務が完全にゼロとなり、業務品質の向上が実現されました。
導入による成果
自動化されたプロセスにより、入力業務の正確性が飛躍的に向上しました。以前は担当者が手作業で行っていたため、誤入力や引き起こされる手戻りは日常茶飯事でしたが、システムの導入後はそのようなリスクが一切なくなりました。データの正確性が担保され、後工程での手戻りもなくなったことは、業務にとって大きな利点となりました。
また、担当者の単純作業が省かれたことにより、彼らの業務負担が大幅に軽減され、「働き方改革」への貢献にもつながりました。効率重視の業務改革は、人材の働く環境を大きく変えるうえで必要不可欠です。
今後の展望
キヤノンITSは、これまで40年以上にわたり企業向けEDIシステムの提供を行っており、その豊富な実績と知見を生かして、今後も顧客ビジネスに寄り添った提案を続けていくとしています。また、中村商事はこの成功体験を基に、さらに業務を効率化し、拡大していく計画です。
このように「EDI-Master Cloud」は、企業の業務プロセスの革新に寄与しており、今後も多くの企業にとって価値ある資源として活用されることでしょう。
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中村商事株式会社について
中村商事は創業以来、安定した成長を続けている独立系商社です。ブリキをはじめ、電池、自動車部品、建築資材など多彩な金属を扱い、幅広い分野での需要に応えてきました。これからも業界の変化に柔軟に対応し、成長を続けていくことでしょう。