HR Universityが示す新たな採用戦略：参加者の声を掘り下げる

HR Universityユーザーコミュニティ第2回開催レポート

2025年6月10日、株式会社Hajimariが主催する第2回「HR Universityユーザーコミュニティ」が東京・電通本社ビルにて開催されました。このイベントは、採用戦略を再定義する目的で、多くの人事・採用担当者が集まり、熱のこもった学びの場となりました。テーマは「売り手市場で変えるべき“採用の考え方”」で、ゲストには株式会社人材研究所の代表取締役、曽和利光氏と、ポラスグループの人事部長、石田茂氏を迎えました。

イベントの流れ

第1部：ミニセミナー

まずは、曽和氏によるセミナーからスタート。彼は新卒市場の採用の原則が大きく変化している現状について、具体的な実例を挙げながら説明しました。特に、「従来の母集団形成にとらわれない業界横断的なペルソナ設計」が多くの参加者に刺激を与え、自社独自の人材の確保に向けたヒントとして評価されました。加えて、採用後の育成を前提として採用と育成をつなげる戦略や、行動経済学の応用事例なども取り上げられました。これにより、採用に対する新たな視点が提供されました。

第2部：グループディスカッション

続いて、参加者を数名ずつのグループに分け、自由討論形式のディスカッションが行われました。曽和氏の講演を基に、自社の採用課題や育成との連携について意見交換が活発に行われ、「自社では育成視点が抜けていた」という気づきや「ターゲットの曖昧さを反省し、採用要件の見直しを考えたい」といった具体的な声があがりました。参加者同士が互いの経験や知見を共有する、良いコミュニケーションの場となったようです。

第3部：交流会

イベントの締めくくりには、立食形式の交流会が行われました。共通の課題意識を持つ参加者たちが名刺交換を行い、思わぬ出会いや情報交換が生まれる場が整いました。通常は交流会に参加しない方も多く参加し、偶然同じ人事部を抱える参加者同士が出会うなど、予想以上のつながりが生まれ、温かな雰囲気が広がりました。

参加者アンケートの結果

当日のアンケートによれば、イベント全体の平均満足度は「4.47」と非常に高い評価を得ており、参加者からは多くのポジティブな意見が寄せられました。「育成から見た採用市場の状況を深く理解できた」「明日から自社に実践してみたい内容が多い」といった声がありました。この高評価は、今回のテーマが多くの企業にとってタイムリーで重要であったことを示しています。

今後の展望

今後もHR Universityでは、参加者同士が互いに学び合い、支え合うことを目指し、実務に直結するテーマでのイベントを定期的に開催していく予定です。次回のイベントにも期待が高まります。このコミュニティは、参加者一人ひとりが実務に役立つ知識を得られる貴重な場として今後も注目を集めることでしょう。

HR Universityについて

HR Universityは、育成課題に向き合う企業向けに実務に直結した人事スキルを提供します。短時間での学習が可能な『伴走型』総合研修プラットフォームで、eラーニングからグループワーク、効果測定に至るまでを一括でサポート。研修結果や社員のスキルを可視化し、研修改善にも役立てられます。解決策を求める企業にとって、最適なプラットフォームと言えるでしょう。

次回も皆様のご参加お待ちしております！