ファーマシフトのLINE公式アカウントが友だち登録数1万人を突破！薬局利用の新たなスタイルを提案

ファーマシフトのLINE公式アカウントが1万人を突破

最近、ファーマシフトが運営するLINE公式アカウント「あなたのかかりつけ薬局」の友だち登録数が、なんと1万人を超えました。この成果は、デジタル医療の利用を促進する新しいプラットフォームを目指す取り組みに由来しています。

ファーマシフトは、株式会社メディカルシステムネットワークと株式会社オプトデジタルの合弁会社で、2020年に設立されました。この会社は、特に薬局のデジタル化と患者との接点を強化するためのサービスを展開しています。昨年11月からは、メディカルシステムネットワークが運営するなの花薬局の10店舗で、LINEによる「かかりつけ薬局化支援サービス」の試験運用を実施してきました。

サービスの進化

3月には正式版がリリースされ、薬局の利用状況を効率的に管理できるシステムが導入されました。このシステムにより、複数の薬局を利用している患者でも、公式アカウント内で特定の薬局とやり取りを行うことが可能になります。これにより、今まで以上に簡単かつ安全に医療サービスを受けることができるようになっています。

さらに、トークルームでの個人情報を扱わない方法を採用し、高度なセキュリティ環境を維持しながら、薬局利用状況の一元管理を実現しています。これにより、患者は安心して利用できる環境が整っています。

処方箋送信機能の活用

「あなたのかかりつけ薬局」では、シンプルで直感的な処方箋送信機能が用意されています。この機能のおかげで、多くの患者が処方箋送信を行っており、試験運用段階では電子お薬手帳の利用と比較して、処方箋送信数が3～5倍に増加しました。これは、多くの患者が自分の処方箋を最寄りの医療機関以外でも利用する機会が増えたことを意味しています。

今後の展望

ファーマシフトは、今後もデジタル薬局コンソーシアムと連携し、全国の薬局でこのLINE公式アカウントの「かかりつけ薬局化支援サービス」を普及させる方針です。2021年末には2,000店舗、2023年末には15,000店舗を目指す計画で、薬局業界の標準的なプラットフォームを確立することに注力しています。

会社の背景

ファーマシフトの設立は2020年10月で、資本金は5000万円です。代表取締役社長は多湖健太郎氏で、本社は東京都千代田区に位置しています。

メディカルシステムネットワークは1999年に設立され、医療関連サービスを広範囲に展開しています。オプトデジタルは2020年4月に設立され、クラウドやSaaSシステムの構築を手掛けています。

これらの企業が協力しあい、デジタル時代の医療がどのように進化していくのか期待が高まっています。