ティファニー、伝説的デザイナーの遺産を受け継ぐ「リボン」ハンドバッグコレクションを発表
世界的に有名な宝飾ブランド、ティファニーは、伝説的なデザイナー、ジャン・シュランバージェのアイコニックなデザインを現代的に再解釈した「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー リボン」ハンドバッグコレクションを発表しました。
このコレクションの最大の特徴は、シュランバージェが自身の作品で繰り返し用いた「リボン」モチーフを、ハンドバッグのデザインに巧みに取り入れている点です。シュランバージェはテキスタイル商人の家に生まれ、リボンは彼にとって自身のルーツを想起させる重要なモチーフだったと言われています。
コレクションに使用されているのは、グレインカーフスキンをはじめ、アリゲーター、スティングレイ、リザード、オーストリッチなど、厳選された最高品質のレザー。ティファニーの熟練した職人の卓越した技術によって、一つ一つ丁寧に作られています。バッグの留め具は、1957年にシュランバージェがデザインした「リボン」コンパクトのデザインを継承しており、細部までこだわり抜かれたデザインが光ります。
こだわりのディテールとバリエーション
ハンドバッグは、ショルダーバッグとミノディエールの2つのスタイルで展開。ショルダーバッグはスモールとミディアムの2サイズがあり、鮮やかなカラーリングはシュランバージェのパイヨンエナメルのバングルからインスピレーションを得ています。留め具は、シュランバージェの絡み合うリボンモチーフを再解釈したもので、バイカラー、エナメル、ゴールドヴェルメイユ、18Kゴールドにダイヤモンドがセッティングされた4つのバリエーションがあります。特に18Kゴールドとダイヤモンドの留め具は取り外し可能で、ブローチとしても使用できるという、ユニークな機能も備えています。
ミノディエールは、ラウンドとレクタングルタイプの2種類がラインナップ。いずれもティファニーブルーのジュエリーボックスに収められ、交換可能な3つのタッセルが付属するなど、細部まで行き届いた仕様となっています。
シュランバージェの哲学
シュランバージェ自身は、「ジュエリーには意味が必要だ」という信念を持っていました。彼のデザインは、理性的で分かりやすく、異なるボリュームが調和するよう、細部まで計算されています。彼の作品には、非対称性と連続性が感じられ、それが独特の美しさにつながっています。今回のハンドバッグコレクションも、この哲学が反映されていると言えるでしょう。
価格帯
価格帯は、素材やサイズによって異なりますが、ミディアムサイズのショルダーバッグで50万円台後半から、スモールサイズのショルダーバッグやミノディエールは100万円を超えるものもあります。
まとめ
「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー リボン」ハンドバッグコレクションは、単なるバッグではなく、伝説的デザイナーの遺産とティファニーの卓越した職人技が融合した、まさに芸術作品と言えるでしょう。ラグジュアリーを極めたこのコレクションは、特別な日に相応しい、唯一無二のアイテムとなるに違いありません。