柿本幸造の魅力
2025-11-14 11:40:51

柿本幸造生誕110年を祝う映画と展示会の開催を記念した記事

柿本幸造の魅力が光る新装版と原画展



2025年11月6日、柿本幸造生誕110年を記念した『柿本幸造絵本画集ひだまりをつくるひと新装版』が出版されます。この著作は、彼の暖かい絵の数々を再び眺められる貴重な機会を提供します。ミリオンセラー『どうぞのいす』や、国語教科書『くじらぐも』の挿画でも知られる柿本の作品は、世代を超えて多くの人々に親しまれています。

新装版には、数多くの原画や月刊絵本の挿絵が収められており、ファンならずともその魅力に心を奪われることでしょう。生前の貴重なインタビューや交流のあった人々のエッセイも収められ、作品の裏側や込み入った思いが感じられます。これを通じて、読者は柿本自身の暖かな心に触れることができるのです。

懐かしさと新鮮さが共存する作品


彼の作品は、子供たちにとっての特別な存在であり続けています。国語教科書に掲載された『くじらぐも』や、絵本『どうぞのいす』などは、もはや定番となっています。特に、『どうぞのいす』の心温まるストーリーや絵は、どの世代でも必ず懐かしさを呼び起こします。これに加え、他の代表作や初期の絵に見られる多様なスタイルも合わせて楽しむことができます。

柿本は戦後すぐに、月刊絵本の世界で活躍を始めました。その早期の作品には、動物たちや子供たちを描いたものが多く見られ、そこには彼らの笑顔や表情が生き生きと描かれています。また、低い目線の独特な構図や色彩により、日本の風景も魅力的に表現されています。

誰もが親しみを感じる作品たち


柿本幸造の絵本の中でも、特に評価されている『どうぶつのカーニバル』や『おべんとうをたべたのはだあれ』などは、その親しみやすいキャラクター描写で、小さな子供たちに向けたメッセージが詰まっています。また、原画の整理を進める中で、未刊行の月刊絵本の原画も発見され、『どうぶつだあれかな 新装版』として新しくヨリがかけられた作品が生まれました。

満載の原画と心温まるエッセイ


彼の作品を語る上で欠かせないのが、親交のあった編集者や当時の仲間たちが寄せたエッセイです。これらは、柿本の人柄や絵本に寄せる思いを知るための貴重な手がかりとなります。柿本自身は、あまり表舞台に出ることが好まなかったとも言われていますが、その温かい絵が彼の真摯な姿勢を反映しています。

ひろしま美術館での原画展


さらに、柿本幸造の生誕110年を祝う記念として、ひろしま美術館で原画展が開催されます。展覧会では「どうぶつだあれかな」に登場するらいおんのぼうやをはじめ、多数の代表作が展示される予定です。約140点の原画を通じて、柿本の世界に浸ることができる貴重なチャンスです。

原画展の詳細


  • - 場所: ひろしま美術館
  • - 開催期間: 2025年11月7日〜12月7日
  • - 休館日: 11月17日、25日、12月1日
  • - 開館時間: 9:00〜17:00

原画展での訪問を通じて、柿本幸造の作品との距離を一層近く感じてみてはいかがでしょうか。愛らしい絵から受け取る暖かさをぜひ体感してください。

まとめ


『柿本幸造絵本画集ひだまりをつくるひと新装版』の発売と原画展の開催は、彼の生誕110年を祝う素晴らしいイベントです。この冬、心温まる柿本の作品に再び触れる機会をお見逃しなく!


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