大学発スタートアップ支援による新たなビジネス創出への挑戦

株式会社Xcuu（テンキュウ）は、名古屋大学が中心となるプロジェクト「Tongali」の技術シーズ型スタートアップ創出プログラム「GAPファンドプログラムステップ2」を支援しています。このプログラムは、革新的な技術を持つ研究チームが起業を目指し、その成功を手助けするものです。特に、この支援が注目される理由は、大学や研究機関から生まれた新しいビジネスがどのように地域エコシステムを活性化させるかにあります。

CxO候補の採用支援

株式会社Xcuuは、TongaliのGAPファンドプログラムにおいてCxO候補の採用戦略を一手にサポートしています。具体的には、STATION Ai株式会社との連携のもと、EIR制度を活用し、外部から経験豊富な人材を招くことで、研究チームに新たな価値をもたらす仕組みを構築しています。これにより、スピーディーな事業成長が期待されます。

採用プロセスの設計と支援

Xcuuの役割は多岐にわたります。まず、CxO人材採用戦略の策定を行い、ターゲットとなる人材を明確化しました。その結果、STATION Aiと協力して、効果的な採用プロセスと広報戦略が構築されています。また、求人広告の運用や、専用の採用サイトも制作し、応募者に向けた魅力的な情報提供が行なわれているのです。

大学発スタートアップのエコシステム

Tongaliプログラムは、アントレプレナーシップ教育と起業支援活動を目的に、2015年から始まりました。今や名古屋大学を中心に、地域の大学や研究機関が手を組み、新しい産業の創出を目指しています。特に、2023年度からは国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）からの支援も受けており、その活動はさらに加速しています。これに伴い、大学発のスタートアップが持つ技術シーズが地域経済に与える影響も大きくなり、新しいビジネスモデルの創出につながることでしょう。

成果と今後の展望

STATION Aiの責任者は、研究チームとCxO候補人材の出会いを実現できたことに対し、非常に喜ばしいと語ります。Xcuuの採用支援により、高品質な採用プロセスが構築されており、岐阜県においても新しいスタートアップエコシステムが形成される期待が寄せられています。また、Xcuuの代表取締役山田翔梧氏は、この取り組みを通じて、社会の未来を支える革新的なベンチャー・スタートアップの誕生を確信していると述べています。

今後も、株式会社Xcuuは、この地域発のスタートアップエコシステムの発展に向けて尽力していく考えです。新たな産業創出に向けた取り組みが、どのように進展していくのか、引き続き注目していきたいと思います。