川西の桃の花満開
2022-04-01 18:55:40
川西市の桃畑、春を告げる淡いピンクの花が満開!
兵庫県川西市の加茂地区では、春の訪れとともに、桃の花が咲き乱れる美しい風景が広がっています。
毎年、多くの観光客が訪れるこの地区では、約40戸の農家が約4ヘクタールの畑で桃を栽培しています。
加茂地区の農家、山口義典さんは、約800平方メートルの桃畑で、主に母親と妻の家族3人で作業を行っています。
山口さんの畑では、早生品種の「日川白鳳」や「はなよめ」、「夏雄美」など、様々な種類の桃が栽培されています。
3月26日頃から咲き始めた桃の花は、4月1日に見頃を迎えました。
直径4~5センチほどの淡いピンクの花が、高さ2メートルほどの桃の木いっぱいに咲き誇り、春の息吹を感じさせてくれます。
山口さんは「畑の横を通りがかった際に、鮮やかな桃の花を見てもらって、明るい気分になってもらえたら嬉しいです。」と話しています。
花が咲き終わった後には、実がつきにくい木には人工的に受粉を行う交配の作業が行われます。
5月のゴールデンウィーク中からは、枝の実を間引く「摘果作業」が行われ、5月中旬頃には「袋かけ」が行われます。
「袋かけ」は、実を害虫から守り、日が当たり過ぎて赤黒くなるのを防ぐためのものです。
数センチほどの大きさに成長した桃の実一つひとつに袋を被せていきます。
「袋かけ」の後、本格的な収穫作業は6月上旬頃から始まります。
山口さんは「今年も良い桃を届けられるよう頑張ります。」と意気込んでいます。
加茂・久代地区全体では、年間約60トンの桃が出荷されています。
この地区を南北に走る市道は都市計画道路で「桃源台線」と呼ばれ、古くから桃の栽培が盛んであったことがうかがえます。
川西市の桃畑は、春の訪れを告げる美しい風景として、多くの人の心を和ませています。
会社情報
- 会社名
-
川西市
- 住所
- 川西市中央町12-1
- 電話番号
-
072-740-1111