顧客起点マーケティングの新たなプログラムが登場、JTBが導入へ

グロースXによる顧客起点マーケティング入門プログラム

株式会社グロースXが提供する「顧客起点マーケティング入門」プログラムが、ついに始まりました。このプログラムは、マーケティングの専門家である西口一希氏が監修し、特に法人向けの人材育成を目的としています。最近、株式会社JTBがこのプログラムを導入することが決定し、今後の展開に大きな期待が寄せられています。

なぜ今、顧客起点なのか？

現代は情報や商品が溢れる時代です。その中で、企業が顧客の心をつかみ取ることが難しくなってきています。多くの企業が「顧客第一」を掲げていても、時には架空の顧客像に基づいて施策を実施することすらあります。そんな課題を解決するために、西口氏は持続的な成長を促進する「マーケティングの型」を、組織全体で身につける必要性を感じ、本プログラムを開発しました。

プログラムの特長

このプログラムの特徴は、ただの座学ではなく、ストーリー形式で展開され、特定のリーダーや専門部署だけでなく、組織全体が「顧客起点」という思考を身につけられることです。若手から現場の社員に至るまで、この思考を共通の言語として浸透させることで、より効果的な協働が生まれ、顧客インサイトを最大限に活用したビジネス展開が可能になるでしょう。

アニメーションで学ぶ実践思考

プログラムでは、売上低迷に悩むブランドの再生ストーリーをアニメーション形式で描かれています。これにより、マーケティングの専門知識がない人でも、課題発見からアイデア創出、そして戦略実行に至るプロセスを容易に理解し、習得できる仕組みとなっています。

顧客の本音を深掘りする

「顧客起点」は、日常業務で顧客と接することが多い現場社員にとって大きな武器となります。プログラムでは、データやアンケートだけでは見えてこない、顧客行動の裏にある「なぜ？」を探求する方法を学ぶことができます。

再現性の高いフレームワーク

具体的なフレームワークとして「N1分析」や「5segs」など、顧客インサイトを戦略で活用するための手法が豊富に紹介されており、これらを利用することで部署や職種を超えての協働が促進されます。

JTBの導入背景

JTBがこのプログラムを導入する背景には、一人ひとりが「顧客起点マーケティング」を習得することで、商品開発やプロモーションのクオリティを向上させる意図があります。さらに、部署間や業務の垣根を越えて、共通言語を確立することにより、組織全体の強化を図ることが狙いとされています。

西口一希氏の経歴と視点

西口一希氏は、大阪大学経済学部を卒業後、P&Gでのキャリアをスタートし、ブランドマネージャーやマーケティングディレクターを歴任しました。その後、ロート製薬、ロクシタンジャポンなどでも高い実績を残しました。現在は、複数の企業の代表を務め、マーケティングのプロフェッショナルとして、企業が抱える課題に向き合っています。彼はこのプログラムが、持続的な成長をサポートする羅針盤になることを願っています。