ひとりホスピス・緩和ケア時代を考えるシンポジウムのご案内
2025年6月29日(日)の午後2時から、毎日新聞社と公益財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団が共催で「ひとりホスピス・緩和ケア時代 ~自分らしく生ききるために~」というシンポジウムを開催します。このイベントは、高齢者が一人で生活することが増えている昨今、自分らしい生活と最期を迎えるための方法を探る場です。
開催の目的と背景
厚生労働省による2023年の国民生活基礎調査では、高齢者が住む世帯の「夫婦のみ」の割合が32.0%、「単身世帯」は31.7%に達し、これらの世帯が急増しています。このデータは、多くの高齢者が「自分一人で死を迎えるかもしれない」という不安を抱えるきっかけとなっているかもしれません。こうした社会状況の中で、どのように最終段階を豊かに生き、死を迎えることができるのかを専門家と共に考えます。
シンポジウムの内容
このシンポジウムでは、死生観に関する研究で著名な専門家や、30年以上にわたり訪問看護での支援を行ってきた看護師が登壇します。「ひとり」であっても豊かに人生の最終盤を迎えるための具体的な方法について議論を交わします。
当日のプログラムは以下の通りです:
- - ひとり死の時代を迎えるための心得
- - 自宅での生活支援の実際(経験豊かな看護師からの視点)
- - 参加者とのQ&Aセッション
開催概要
- - 日時: 2025年6月29日(日)14:00~16:00
- - 場所: 昭和女子大学・学園本部館(東京都世田谷区)
- - 参加方法: 1) 会場参加 2) オンライン視聴(Zoomウェビナー)
- - 定員: 会場参加70名(先着順)、オンライン視聴は定員なし
- - 参加費: 会場参加チケット2,000円、視聴チケット1,650円(学割1,100円)
参加申し込み
申し込みは2025年6月26日(木)23:59までを予定しており、オンライン参加は6月29日(日)の14:00まで受け付けます。チケット購入者にはイベント終了後、1ヶ月間視聴できるアーカイブの案内も行います。
登壇者の紹介
- - 小谷みどり: 死生学の専門家であり、シニア生活文化研究所代表理事。著書に「ひとり死時代のお葬式とお墓」などがあります。
- - 平原優美: 在宅看護の専門家で、32年の実績を持つ。地域ケアのネットワークづくりにも貢献。
- - 司会: 滝野隆浩氏(毎日新聞客員編集委員)が進行を担当します。
ぜひ、多くの方々にご参加いただきたいと思います。自分らしい生き方を見つけるための貴重な機会になるでしょう。