河淳株式会社が経済産業省の補助金を受け新たな物流改革に挑む

河淳株式会社が新たなステージへ

河淳株式会社（東京都中央区日本橋浜町）は、経済産業省が推進する「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」に選ばれたことを発表しました。これは、同社が進める新たな事業計画の重要なステップとなるものです。選ばれた補助金は、今後の成長を支えるためのもので、栃木県今市テクニカルセンターを中心に、物流の自動化と省人化設備への投資を行うことを目的としています。

70億円の投資計画

今回の事業における投資額は約70億円で、これはKEYUCA事業の店舗増加や事業の拡大を見据えた次世代型物流体制の構築に活かされる予定です。具体的には、店舗数の拡大に伴う、より効率的な物流体制を整えることで、顧客ニーズの多様化に応えていく方針です。この改革は、河淳が設定した「店舗増による事業拡大と成長を支える次世代物流改革」という事業計画のもと進められます。

賃上げの取り組み

河淳株式会社は、この補助事業を通じて、従業員の処遇改善と持続的な賃上げを進めていくことを明言しています。目指すは、補助事業を行っている従業員の平均給与支給額を、期間終了までに6％引き上げること。これは、従業員満足度の向上はもちろん、企業の持続的成長にも繋がる重要な施策と言えるでしょう。

社会課題解決への貢献

新たな物流基盤の構築は、単なる効率化だけでなく、社会問題の解決にも寄与することが期待されています。河淳は、技術革新、デジタル活用、そしてグローバル連携を重視しており、「人と技術が共に成長する企業」を目指しています。この取り組みが、社会課題の解決と付加価値創出の両立を実現させるでしょう。

KEYUCAブランドについて

KEYUCAは、河淳株式会社が展開するインテリアブランドで、創業以来50年以上の歴史を有します。商業施設から個人の暮らしに至るまで、幅広く什器や空間づくりに関わっており、現在では生活者のニーズに応じたプロダクトを提供しています。今年はブランド設立25周年を迎え、生活者の課題解決に向けた「ライフソリューションブランド」としての展開を進めています。