2025年3月26日から28日の期間で、オンラインカンファレンス「クーリエ・ジャポンGX EXPO2025」が開催されます。本イベントにパタゴニアの米国本社バイスプレジデントのマット・ドワイヤーをはじめ、江守正多氏ら著名なスピーカーが登壇し、テーマとして「脱炭素経営の実現に向けて」を掲げます。
近年、気候変動対策に関しては様々な逆風が吹いていますが、この時代を日本企業にとっての大きなチャンスとも考えることができます。特に、欧米諸国がリードするサステナビリティ経営の動向を参考に、日本独自の脱炭素経営を推進することが急務と言えるでしょう。本カンファレンスでは、国内外の先進企業の成功事例や直面する課題の解決策に焦点を当て、参加者が自社のGX(グリーントランスフォーメーション)を進めるための具体的な知恵を得る機会を提供します。
特に注目すべきは、パタゴニアがどのように環境への取り組みと高品質な製品作りを両立させているかについてです。マット・ドワイヤーが講演するのは、「責任あるビジネスの実践」と題し、同社が直面してきた課題や成果について詳しく振り返ります。業界全体の変革を促すための「活性化エネルギー」としての役割を重視し、持続可能な社会へ向けたアプローチを解説してくれます。
また、東京大学の江守教授は、「欧米社会の最新動向と、日本企業が脱炭素に取り組む意義」というテーマで、企業が脱炭素化に取り組む本質的な理由について説きます。トランプ政権の再来や規制の緩和など、逆風の中でも自社の戦略をどのように見直していくべきか、その具体的な効果や戦略もお話しされる予定です。
さらに、一般社団法人Green Innovationの坂野晶氏は、GX分野のイノベーター人材育成について紹介します。そして、新たな循環型住宅の提案を行う積水ハウスの井阪由紀氏や、脱炭素化に苦しむ金融機関の観点から、三井住友FGの髙梨雅之氏がその取り組みを発表します。
森永乳業の稲見俊憲氏は、自社が進める脱炭素および生物多様性への取り組みを解説し、企業としての長期的な視野を持つことの重要性についても発信します。
日本企業が直面する課題に対し、各講演者の見解や実際の取り組みが紹介されるこのカンファレンスは、参加費無料ということもあり、多くの企業担当者や興味を持つ方々にとって貴重な機会となるでしょう。
もうすぐ開催されるこのカンファレンスについて、さらなる詳細情報や申し込みについては、特設ページをご確認ください。今日のビジネスシーンにおいて、脱炭素経営をどう進めるかを考えるヒントが得られることは間違いありません。