シニアの海外旅行
2016-02-25 14:00:02
シニア世代の海外旅行傾向と魅力:新たな旅の楽しみ方
シニア世代の海外旅行傾向
近年、シニア世代の海外旅行が注目されています。団塊世代の引退とともに、その層が増加しており、今や全人口の25%を占める65歳以上の人口が3,323万人に達しています。旅行の楽しみが大きなポイントとなる中、シニアが求める旅行のスタイルや目的を探るために実施された調査から、興味深いデータが明らかになりました。
シニアの旅行回数と渡航先
シニア層の平均的な海外旅行回数は5.2回であり、その中でも約18%が10回以上の渡航経験を持っています。最も多く訪問されるのは「東南アジア」で28%を占め、次いで欧州やハワイ、グアムが続きます。一方で、憧れの渡航先としては「北欧」が首位に挙げられ、その理由は「特別に見たい景色や場所がある」というシニアの強い願望が反映されています。
シニア層の旅行目的と同行者
調査によると、シニア層は旅行において一緒に行きたい相手として「配偶者」を最も多く挙げています。男性は73%が配偶者との旅行を希望し、女性は50%の割合で配偶者を選び、次いで友人や知人となります。しかし、特に女性は「友人・知人」との旅行に対し、気を使わなければならないストレスが多いため、夫との旅行を選ぶ声が多いのも特徴的です。
旅行スタイルの多様性
本調査では、シニア層の旅行スタイルを「個人派」「ハレ派」「王道派」「のんびり派」と4つに分類しました。個人旅行好き層は、自分だけのペースで旅を楽しむことを重視し、現地のライフスタイルに身をひたすことで真の体験を求めています。
一方、「旅行はハレ派」は、特別な体験を求めて多様なアクティビティに挑戦します。王道体験を重視するビギナー層は、海外旅行が特別な体験であることに期待し、安全性に配慮したツアーを選ぶ傾向があります。一方で、日常を離れることを目的とした「のんびり派」は、海外旅行で贅沢な気分を味わうことを大切にしています。
海外旅行に目を向けるシニア層
出発の決断に影響を与える要因には、インターネットや旅行ガイドはもちろんのこと、実際の店舗や電話での予約が重要な役割を果たしています。また、シニア男性には、荷物のパッキングに対する心理的なハードルが高いことが印象的でした。今後は、シニア層が一括りでは語れない時代となっており、各クラスターへの適切なアプローチが必要とされるでしょう。
このように、シニア世代の海外旅行は新たな魅力を持ち挑戦していく時代に突入しています。今後、彼らがどのような旅行を求めていくのか、その動向に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社コプロシステム
- 住所
- 東京都品川区東五反田1-6-3いちご東五反田ビル4F
- 電話番号
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03-5424-4050