Ubsnantによる芸術展「花は野にあるように」が下北沢で開催される

株式会社Ubsnant（ウブスナント）が初の展覧会「花は野にあるように」を2024年6月1日（土）から2日（日）に開催します。この展覧会は、現代のグローバル化が進む中で失われつつある「地球の原風景」を取り戻し、訪れる人々に郷愁を感じさせることを目的としています。Ubsnantは、地域文化と現代生活の共存をテーマに活動する総合芸術会社であり、建築デザイナーのアラタスズキ、写真家の鈴木智沙子、彫刻家の星飛鳥が2024年3月に設立しました。

　本展は、下北沢で行われる「下北線路祭2024」と同時開催です。展示される作品は、空間、写真、彫刻、映像、プロダクトデザインなど多岐にわたり、様々な専門分野が融合したものとなっています。作品は現代社会の均質化した風景への疑問を投げかけ、失われた地域文化の特徴や価値を再認識させる内容となっています。

　展覧会のテーマ「花は野にあるように」は、茶道に由来し、自然な姿を模した作品が求められることを示しています。アートを通じて、訪れる人々が自然との繋がりや地方文化の大切さを再認識できるような体験を提供することが期待されています。特にアート作品は、空間什器と呼ばれるオブジェクトを用いて構成され、身体的にも郷愁を感じる空間を生み出しています。

　展示作品の一部には、立体作品や映像作品が含まれ、展示そのものがアートを体験する場ともなります。主催者は、参加者がそれぞれの出身地や文化を思い起こし、心を豊かにするような体験をすることを目指しています。

　具体的な展示作品については、「空蝉 / Utsusemi (The Emptiness)」や「Wo(ndering if the world weren't made by)men」などがあり、各作家の個性が色濃く出た内容となっています。Ubsnantは、地域文化を大切にしながら、現代社会におけるアートの可能性を追求しています。

　展覧会の詳細は、2024年6月1日から2日まで、世田谷区代田にあるSHIMOKITA COLLEGEの1階ギャラリーで開催されます。入場は無料で、テクノロジーとアートの融合も感じられる内容です。Ubsnantの活動は、ただのアート展示に留まらず、地域文化を再発見し、訪れる人々に新たな視点を提供することに力を入れています。アートを通して未来の「あるべき地球の姿」を共に探求しましょう。