岡山大学陸上競技部、初めての出雲駅伝出場に心躍る
2024年10月14日、島根県出雲市で行われた「第36回出雲全日本大学選抜駅伝競走」において、岡山大学陸上競技部が初めて出場します。本大会は全国の大学が集結し、出雲大社から出発し、出雲ドームまでの6区間、合計45.1kmを17チームが駆け抜ける壮大なレースです。
選手たちは、出場に際して強い決意を持って臨みました。1区では、歯学部4年の石鍋颯一さんが群を抜いて先頭で走り、その姿が多くの人々の視線を引き付けました。「少しでも長く岡山大学のユニフォームを中継に映したい」という彼の言葉が、大会前の期待を代表していました。彼の健闘はチームの士気を大いに高めました。
また、5区を担当した工学部3年の赤澤京弥さんは、区間10位の成績を収めるなど、関東の大学の選手たちと肩を並べる成果を上げました。彼は、「体調が優れず、チームの目標を最優先に考えて、当日に区間変更をしてもらいました。次の全日本駅伝に向けて、さらなる活躍を目指します」と語り、来たる挑戦に目を輝かせていました。
沿道では、岡山大学の応援団総部が善行を奨励し、本学の吹奏楽団による演奏も選手たちにエールを送ります。さらに、大勢の陸上競技部のメンバーや地元の卒業生たちが声を揚げて応援に駆け付け、選手たちの力強い走りを支えました。クラウドファンディングを通じて支援してくれた方々もタオルを掲げて、温かい声援を届けてくれました。
最終的には、岡山大学の選手たちは総合17位となったものの、充実した表情でフィニッシュしました。「13位以内、国立大学最上位」という大目標には届きませんでしたが、ゴール地点には彼らの絆と喜びがあり、OB・OGやサポーターに感謝の気持ちを伝えました。岡山大学陸上競技部が創立75周年を迎え、この出雲駅伝で新たな歴史を刻んだことは大きな意義を持つ瞬間でした。
素晴らしい記録を残した岡山大学陸上競技部。次回の全日本駅伝に向けて、さらなる努力と挑戦を続けます。選手たちの言葉も、一層の気持ちを伝えています。
「沿道からの声援が選手の力になった」と福永伸之介さん(教育学部3年)は言い、支えてくれた全ての方々への感謝を表しました。石鍋さんは、夢を実現させてくれた仲間たちに感謝し、今後の姿勢を誓いました。「このチームのことを誇りに思います」と福永さん。
出雲駅伝での経験を通じて、岡山大学陸上競技部の選手たちは、多くの人々との繋がりを感じ、自分たちの成長を実感しています。選手たちのさらなる挑戦に期待する声は、今も続いています。
この競技部は、全日本駅伝にも初出場を果たす予定です。選手たちは、「全国の常連へ」とのスローガンを胸に、これからも走り続けます。彼らの活躍を見守り、引き続き応援したいですね!