旭化成、TSMCからの高評価を受けた「パイメル™」
旭化成株式会社が、台湾の半導体製造大手TSMCから2024 TSMC Excellent Performance Awardを受賞しました。この表彰は、最先端のパッケージング技術における協力と生産支援での優れたパフォーマンスを示すもので、特に感光性絶縁材料「パイメル™」の貢献がポイントとなっています。
表彰の背景
賞は12月2日に新竹市で行われたTSMC 2024 Supply Chain Management Forumの一環として授与されました。この賞は、TSMCが世界のサプライヤーに向けて感謝の意を表するもので、サプライチェーンの改善に貢献した企業を特に称賛します。TSMCのCEOであるDr. C.C. Wei氏は、迅速かつ高品質なサービスを提供したことが評価されるべきだと述べています。
「パイメル™」の技術的な優位性
「パイメル™」は、長年にわたる技術研究と品質保証の成果として開発されました。旭化成はこの材料を用いて、半導体プロセスの最前線で活用される製品の供給を続けています。今回の受賞を受けて、同社のデジタルソリューション事業統括部長である植竹伸子氏は、受賞に対する感謝や企業の成長に対する意気込みを語りました。「パイメル™」は顧客のニーズに応える製品として、今後もさらなる発展が期待されるとしています。
今後の展望
旭化成では新工場の稼働も計画しており、よりスピーディかつ安定的な供給体制を整える予定です。この新工場の立ち上げには、先端半導体プロセスへのさらなる貢献を目指す意図が込められています。デジタルソリューション事業においては、企業全体の成長を牽引する一つの柱として位置付けられており、今後ますますの展開が期待されます。
旭化成は「パイメル™」を中心に、さらなる技術革新に挑戦し、多様化する市場のニーズに柔軟に対応していく方針です。追求される品質と技術の高さが、今後も多くの顧客からの信頼を集めることでしょう。