フェリーで過ごす新たな宿泊体験「ふね泊」
日本の宿泊の選択肢が増える中、特に注目を集めているのがジャンボフェリー株式会社が提供する「ふね泊」です。このユニークな宿泊サービスは、通常のホテル感覚でフェリーに泊まることができる非日常的な体験として、多くのお客様から支持を受けています。特に神戸での宿泊先を探している方には、新たな宿泊の選択肢となっています。
「ふね泊」では、神戸港を19時に出航するフェリー「あおい」に乗船。高松まで行った後、下船せずにそのまま折り返し、早朝5時に神戸港に戻ってくることができます。この航行によって、ホテルやネットカフェの新たな代替手段として注目されています。船内には、入浴施設や飲食エリア、さらには地元の特産品を扱うショップも揃い、本格的なホテルに近い感覚を味わうことができます。
新たに登場したロフト個室プラン
4月から新たに「ロフト個室」プランが追加され、従来のファミリーやバルコニー個室に加え、よりお手頃な価格での利用が可能になりました。最安で4990円からの価格で、プライベート感のある空間が提供されています。このロフト個室は、二段ベッドスタイルのコンパクトな設計で、周囲を気にせずリラックスした時間を過ごすことができます。さらに、使い捨てのシーツが用意されており、衛生面にも配慮がされています。
個室の広さは約2.8㎡で、最大3名まで宿泊可能です。ブレスエアー™マットレスも整えられており、快適な睡眠を保障。船内には共用の電源コンセントも用意されていますので、スマートフォンやPCの充電も心配ありません。
ふね泊の流れと楽しみ方
「ふね泊」の利用手順は非常にシンプルです。まずは事前に電話予約を行い、神戸港のチェックインカウンターでお休み中の札とウェルカムカードを受け取ります。そして、出航を楽しみにしながら、船内で様々なアクティビティを楽しむことができます。名物の船内うどんを味わい、展望風呂でリフレッシュしたり、ナイトクルージングで東京湾の絶景を楽しむことができます。さらに、早朝には美しい日の出も見ることができるため、心に残る特別な体験となるでしょう。
注意点とレイトチェックアウト
ロフト個室は、セキュリティ面でも配慮されていますが、個室内に窓はないため、窮屈感を感じる方もいるかもしれません。また、内部はWi-Fiなどの通信環境が整っていないため、タブレットや携帯電話は充電する場面を考慮して持参することをおすすめします。さらに、毛布や冷蔵庫は設置されておらず、必要なアメニティは船内ショップで購入するか、自分で持参する必要があります。
3月からは、早朝に到着するフェリーでも、7時まで船内で過ごせるレイトチェックアウトサービスが始まり、ロフト個室でもそのサービスが受けられるようになりました。これにより、朝からゆったりとした時間を楽しめるようになり、旅行やビジネスのある方にも嬉しいサービスです。
「ふね泊」は、手軽に非日常体験を堪能できる新しい観光の形として、注目が集まっています。ぜひお友達や家族と一緒に、新感覚の宿泊体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。