サンリオが挑戦するアスリート村岡桃佳選手とスポンサー契約
株式会社サンリオが、パラアルペンスキーで活躍する村岡桃佳選手とのスポンサー契約を締結しました。村岡選手は冬季パラリンピックの日本代表として、数々の記録を打ち立てた実力者です。彼女の成功だけでなく、その挑戦する姿勢が、サンリオの企業理念「One World, Connecting Smiles.」に強く共鳴し、契約につながりました。
村岡選手は埼玉県深谷市出身で、1997年生まれ。彼女は4歳の時に病気の影響で車いす生活を余儀なくされましたが、これを逆境と捉え、チェアスキーに出会ったことで、アスリートとしての道を歩み始めました。中学2年生で競技スキーの世界に入り、17歳で日本代表入りを果たしました。
彼女の実績は着実に増えており、韓国で行われた平昌パラリンピックでは金メダルを含む5個のメダルを獲得。その中でも、大回転での優勝は歴史的な瞬間となりました。また、2022年の北京パラリンピックでも大活躍を見せ、金メダル3個、銀メダル1個を持ち帰りました。これにより、彼女は冬季パラリンピックにおいて日本人選手最多となる金メダルを獲得した選手の一人となりました。
「私の人生は、サンリオと共に歩んできたと言っても過言ではない」と村岡選手は語ります。彼女にとってハローキティをはじめとするサンリオのキャラクターたちは大切な存在であり、その思いに自身の挑戦を重ね合わせています。「今後も競技に全力で取り組みたいですし、その中でサンリオのキャラクターからもらうパワーを力に変えたいと思っています」とも述べています。
サンリオにとっても、アスリートのスポンサー契約は新たな挑戦です。サポートを通じて、村岡選手が人々に勇気と笑顔を届ける手助けをすることが狙いです。今後、村岡選手のユニフォームにはサンリオのロゴとともに、ハローキティのデザインが施される予定で、さらなる注目が集まることでしょう。
村岡選手が掲げる目標は、次のミラノ・コルティナ2026パラリンピックでのメダル獲得です。サンリオはその夢を全力で応援し、共に歩んでいきます。彼女の進化と成長は、スポーツ界のみならず、広く人々にインスピレーションを与えてくれることでしょう。彼女の競技人生を追いかけることで、私たちも大切なものを学ぶことができるはずです。村岡選手の努力と彼女が目指す未来へのパッションが、これからどれほどの笑顔を生み出すのか、期待が高まります。