クマ出没の迅速検知
2026-08-21 14:29:53

Wi-Fi HaLowとAI活用でクマ出没を迅速に検知する新プロジェクト

Wi-Fi HaLowとAIカメラでクマの出没を防ぐ試み



最近、富山県南砺市でクマ出没が増加しており、その対応策としてイッツ・コミュニケーションズ株式会社が新たなプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、Wi-Fi HaLow(850MHz帯)とAIカメラを駆使し、クマの出没を迅速に検知し、住民へ情報を即座に伝える仕組みを構築します。

背景と地域課題


南砺市では、農地の藪化が進行し、クマが市街地に近づく環境が整いつつあります。2025年にはクマの目撃情報が176件に達し、実際に人身被害も2件報告されています。これまでの対応では、住民からの通報に頼り、広報車が現場に到着するまでに約30分かかっていました。また、山間部ではLTE電波の状況が悪く、防災行政無線の音声が聞き取りにくい家庭も存在しています。これらのまさに新たな技術が求められている環境です。

実証事業の概要


本実証事業では、南砺市内の特定エリア(山本・小山地区、志観寺地区)において、最新の無線通信技術とAIを組み合わせたシステムの導入を行います。

1. クマの自動検知


AIカメラ(サーマルカメラおよびPTZカメラ、AIボックス)を複数台設置し、24時間体制でクマの出没を監視します。これにより、クマが出現した際に自動で検知し、その情報を迅速に収集します。

2. 長距離伝送技術の活用


Wi-Fi HaLowを用いることで、LTE回線が不安定な地域でも約1.5km以上の映像伝送を可能にします。この新技術により、通信コストを削減しつつ、安定した情報伝達が実現します。

3. テレビへのプッシュ通知


クマの情報が検知されると、市職員が遠隔で確認した後、対象地域の住民のテレビにプッシュ通知が送信されます。この過程により、従来の30分から約5分に通知時間が短縮されることを目指します。特に高齢者を含む多くの住民にとって、使い慣れたテレビが情報源となることで、適切な判断を促すことができるでしょう。

プロジェクトの実施体制


このプロジェクトはさまざまな団体が協力して行います。イッツ・コミュニケーションズがプロジェクト全体を管理し、南砺市は実証環境の提供と地域住民との合意形成を担います。さらに、一般社団法人日本ケーブルラボがシステム企画を担当し、地域調整や通信機器設計を行う企業も関与しています。これにより、システムが地域に密着した形で運用されることが期待されます。

今後の展望


この試みは単なる実証実験ではなく、2028年度以降には本格的な導入を目指しています。地域の安全を向上させるための新たな手法として、地域住民に愛されるようなシステムに育てていく方針です。

イッツ・コミュニケーションズ株式会社について


イッツ・コミュニケーションズは、東急グループの一員として、様々な通信サービスを提供する企業です。高速インターネットやIP電話、IoTなどを通じて、地域社会の発展に貢献しており、特に法人向けサービスにも力を入れています。この新たなライフラインを持つ事業が、地域のさらなる活性化につながることを期待しています。


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会社情報

会社名
イッツ・コミュニケーションズ株式会社
住所
東京都世田谷区用賀4丁目10番1号世田谷ビジネススクエアタワー 22階
電話番号
03-4346-1600

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