PC不要!ワイヤレス3Dスキャナー『EinScan Libre』がスキャン体験を変える
日本3Dプリンター株式会社は、世界的な3DスキャナーメーカーSHINING 3Dの最新製品である『EinScan Libre』の取り扱いを開始しました。この製品は、PCを必要としないスタンドアロン型のフルワイヤレス3Dスキャナーです。従来の3Dスキャナーでは、PCへの接続や高性能なGPUが必要だったため、場所を選ばず手軽にスキャンを行うには制約がありました。しかし、『EinScan Libre』は、内蔵された高性能プロセッサと大容量メモリにより、PCなしで高精度な3Dスキャンを実現しています。
EinScan Libre:3つのスキャンモードで多彩なニーズに対応
『EinScan Libre』は、用途や対象物に応じて使い分けられる3つのスキャンモードを搭載しています。
Laser HDモード: 101本のブルーレーザーラインを使用し、高精細で質感豊かなスキャンを実現します。最大0.05mmの解像度で、細部まで忠実に再現できます。
IR Rapidモード: 赤外線レーザーを使用し、広範囲かつ高速なスキャンが可能です。周囲の光の状況に影響されにくいため、屋外での使用にも適しています。最大1.5mの作業距離を実現しています。
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IR Adaptiveモード: 反射面や黒色の対象物にも対応できるモードです。38本の赤外線レーザーラインにより、安定したスキャン結果を得ることができます。
この3つのモードを使い分けることで、様々な素材や環境下でも高品質な3Dスキャンデータを取得できます。
高性能ハードウェアとソフトウェアが融合した、プロフェッショナルグレードの性能
『EinScan Libre』は、NVIDIA Jetson Orin NX 16GBコンピュートユニットを搭載しています。100TOPSもの処理能力を持つこのユニットにより、リアルタイムでのデータ処理を実現し、高速かつ高精度のスキャンを可能にしています。また、5.5インチのOLEDタッチスクリーンにより、直感的な操作性も実現しています。さらに、着脱可能なバッテリーユニットも搭載されており、長時間のスキャン作業も安心して行うことができます。
本体重量は1.8kgと軽量で、持ち運びにも便利です。
驚きの高精度と高画質
『EinScan Libre』は、スタンドアロン型でありながら、最大0.04+0.06mm/mという高い容積精度を実現しています。これは、プロフェッショナルな用途にも十分耐えうる精度です。さらに、48メガピクセルの高画質RGBカメラを搭載しているため、精細なテクスチャデータも同時に取得できます。
様々な業界での活用が期待される
『EinScan Libre』は、その高い性能と利便性から、様々な業界での活用が期待されています。例えば、製造業におけるリバースエンジニアリング、医療分野における3Dモデル作成、建設業における現場調査など、幅広い用途で活躍できます。また、教育機関においても、3Dスキャン技術の学習や実践に役立つツールとして期待されています。
まとめ:3Dスキャン技術の新たな可能性を切り開く製品
『EinScan Libre』は、PCレスで高精度な3Dスキャンを実現した、画期的な製品です。その手軽さと高性能は、3Dスキャン技術の活用範囲を大きく広げ、新たな可能性を切り開くと期待されています。今後、更なる進化と普及が期待されます。