エネルギーの柔軟性を高めるAI技術を駆使するGridBeyond(グリッドビヨンド)は、7月2日、アイルランドのミホル・マーティン首相と駐日アイルランド大使館で対談を行いました。この会談は2022年以来のもので、日本市場における同社の活動状況や将来の展望を意見交換する貴重な機会となりました。
首相は、アイルランド企業が日本という国際的な市場で成果を上げていることに誇りを感じていると述べ、特にGridBeyondがAI技術を通じてエネルギーの最適化や脱炭素化に貢献する姿勢を高く評価しました。「今後も、両国の架け橋として有益なパートナーシップを育みながら、デジタル分野におけるさらなる発展に期待します」と、期待感を表した。
GridBeyondのカントリーマネージャー、伊藤 篤氏は「首相の方と直接お話できたことは光栄で、我々の取り組みを報告できた貴重な機会でした。政府の応援を改めて実感し、非常に心強く思っています。2022年当時と比べ、私たちの日本での事業は着実に成長し、大きな成長のステージに入っています」と今後の展望を語りました。
GridBeyondは、系統用蓄電池の運用やコージェネレーション(CHP)、データセンターなどの需要家の資産を活用したデマンドレスポンス戦略を展開しています。さらに、AIを活かしたエネルギー設備の最適化に取り組み、収益最大化やコスト削減を図っています。特に注目したいのは、同社の提供するサービスは、成果報酬型のビジネスモデルを採用しており、初期投資抵抗が少ない点です。
将来的にも、海外で築いた実績を最大限に発揮しながら、日本特有のニーズや制度に即した柔軟なサービスを展開していく方針です。脱炭素化と経済合理性の両立を追求し、信頼のおけるパートナーとしての役割を果たすために、邁進する事を宣言しました。
GridBeyondは、エネルギー最適化サービスや分散型エネルギーリソースの管理を専門とするグローバル企業です。AIとデータサイエンスを駆使し、業界のさまざまなニーズに応えるエネルギーサービスを提供しています。日本を含め、アイルランド、イギリス、アメリカ、オーストラリアなど、世界900以上の施設で2,000MW以上のエネルギー設備を管理し、先進的な市場で培ったノウハウでビジネスの成長を支援しています。