ぐるぐるふくい x URBAN RESEARCH のコラボション
循環型ファッションに新たな風を吹き込む「ぐるぐるふくい」が、セレクトショップブランドの「URBAN RESEARCH」とともにオリジナルリメイク商品を発売します。この新しいプロジェクトは、福井の繊維業界の知恵と工夫を結集し、今後のファッションの在り方を見つめ直す機会となります。具体的には、2024年11月16日と17日に開催されるイベント「ぐるぐるふくい2024」で、福井駅周辺の新栄商店街で初公開されます。
世界的ブランド「Lee」との取り組み
「ぐるぐるふくい2024」では、世界的なジーンズブランド「Lee」も参画し、オリジナルリメイク商品が展示される予定です。このイベントはファッション業界が今直面している問題、特に大量廃棄の課題に対する解決策を提示するものと位置づけられています。リメイク商品は環境意識を反映したもので、持続可能なファッションの模索を繰り広げています。
取り組みの背景
「ぐるぐるふくい」は、福井県内の大学、企業、行政が連携して進めているプロジェクトで、皆が参加しやすい形で柔軟に進行しています。プロジェクトの具体的な活動は、2024年5月から始まり、8月にはURBAN RESEARCHが福井の事業者や工場を訪問しました。実行委員会のメンバーがアイデアを持ち寄り、それぞれのスキルを駆使して、下取りした商品を魅力ある新商品に再生することが目指されています。
リメイク商品の具体例
URBAN RESEARCHが提供したB品は、以下のようにリメイクされ新たな生命を吹き込まれました。
- - T.K.Garment(福井市): デニムをつなぎ合わせ、新しいスカートやバッグが生まれました。
- - Lacorme(勝山市): 縫製技術を駆使して、シャツの染め直しを行いました。
- - 松川レピヤン(坂井市): チロルリボンを用いて、洋服にアレンジし新しいデザインのシャツや帽子が完成しました。
イベント詳細
イベントでは、上記のリメイク商品の展示が行われるほか、「循環型ファッションの構築に向けて」というテーマのトークショーも予定されています。講師には、Leeのクリエイティブディレクター細川秀和氏と、URBAN RESEARCHの萩原直樹氏が名を連ね、持続可能なファッションの現状や未来について語ります。
- - 日時: 2024年11月16日(土)10:00~17:00、17日(日)10:00~16:00
- - 場所: 新栄商店街(福井市中央1-16、福井駅から徒歩3分)
福井大学との連携
このプロジェクトは、福井大学の産学官連携本部の「フクミラ」プロジェクトを活用し、未来の繊維製品の開発を目指しています。「フクミラ」は、水を使わない染色技術などを基盤に、地域産業と生活を支える持続可能な繊維産地を創出することを目的としています。
結論
「ぐるぐるふくい」の取り組みは、地域の技術力を生かした持続可能なファッションの実現へとつながります。今後もこのプロジェクトを通じて、福井の豊かな産業と未来の繊維製品に向けた新しい道が切り開かれることが期待されます。