復刊!フィネガンズ・ウェイク
2024-08-23 09:26:28

出版界の革命!翻訳不可能とされた『フィネガンズ・ウェイク』が待望の復刊される

復刊が待ち望まれていた『フィネガンズ・ウェイク』



2024年8月26日、ジェイムズ・ジョイスの傑作『フィネガンズ・ウェイク』が、翻訳家柳瀬尚紀氏による画期的な翻訳で復刊されます。文学史上でもその難解さから「翻訳不可能」とされ、今まで多くの人々が手をこまねいてきたこの作品が、ついに日本の読者の手に渡る時が来たのです。

限定セットに寄せられた期待



復刊のニュースが発表されると、SNS上で大きな反響が広がり、「文学的事件」との声が多数寄せられました。全国の書店からは「狂気の沙汰すぎて素敵」といったコメントも聞かれ、どれほど多くの読者がこの復刊を楽しみにしているかが伝わってきます。特に、復刊を記念して販売される美麗ケース入り特別セットが注目を浴び、11,000円という価格にも関わらず、多くの予約が集中しました。

ジョイスと柳瀬尚紀氏の挑戦



『フィネガンズ・ウェイク』は、1923年に執筆が始まり、1939年に出版されました。そのテーマは、アイルランドのダブリンを舞台に、酒場経営者一家の物語を描くというもの。しかし、その内容は多言語が散りばめられた言葉遊びや神話が融合する一大文学的迷宮です。ジョイスは、作品言語の多様性によって従来の小説の枠を超え、読者の理解を困難にすることを意図したとも言われています。

翻訳家の柳瀬氏は、この作品に20年以上向き合い続け、独自の日本語表現を用いながらジョイスの複雑な言語感覚を国内の読者に伝えるための努力を重ねました。本作の翻訳に対しては「化け物」と称賛する声も上がり、彼の手による訳業の意義が高く評価されています。

読者へのメッセージ



大江健三郎氏も「柳瀬さんの翻訳は、日本語の表記の多様性をじつにダイナミックに利用している」と絶賛し、柳瀬氏の翻訳を経てこの作品が持つ力を再認識させられると言います。復刊に際して、巻末には様々な著名な作家たちの寄稿も収められており、読者にさらなる深みを提供することでしょう。

文学史上の金字塔



発売を記念して行われるイベントも期待されています。100年という年月を経て、なお新しい発見を促す『フィネガンズ・ウェイク』。文学に興味がある方や、ジョイスの作品を愛するすべての人々に、ぜひとも手に取っていただきたい一冊です。

文学の極北とも言われるこの作品が、あなたの心にどのような影響を与えるのか、今から楽しみです。読者として、ぜひその迷宮に足を踏み入れてみてください。


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会社名
河出書房新社
住所
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201

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