株式会社stuは、エッジテック事業とコンテンツ事業の2つの柱を持つ企業として注目を集めています。この度、東京都渋谷区に本社を置くstuは、株式会社電通グループから出資を受けたことを公式に発表しました。電通グループは、グローバルな視点での技術や活用方法を探るために、同社のR&D組織である電通イノベーションイニシアティブ(DII)を通じて、stuの成長を強く後押しします。
出資の背景には、stuが展開する5G、XR、メタバース関連のエッジテック事業や、映像制作の最前線での新技術導入があるとされています。特に、ライターズルームやプレビズによる映像制作の世界基準のワークフローは、国際的な評価を得ています。これにより、グローバルにおけるビジネス価値の創造が期待されているのです。stuは、今回の出資を活かし、電通グループからの技術的資源やノウハウを最大限に活用し、さらなるイノベーションを目指します。
また、stuは新ブランド「zeitgeist(ツァイトガイスト)」を立ち上げ、グローバルスタンダードに基づくマーケティング及びブランディング支援を開始しました。近年、生活者のメディア接触方法やライフスタイルが急速に変化している中、エンターテインメントの多様性も広がっています。特にテクノロジーの進化により、新たなエンターテインメント体験の創出が求められており、これを通じて企業は消費者の熱量やファンダムを引き寄せることが可能となっています。
zeitgeistは、その名の通り時代を象徴する思想や気分を捉えるブランドであり、革新を実現するための挑戦を続けています。深い文化的洞察に基づいた戦略的先見性と大胆な創造性をもとに、クライアントへ新しい価値を提供することを目指しています。すでに、同ブランドは大手企業の新ブランド立ち上げプロジェクトを含む様々なプロジェクトを開始しており、業界の常識を打破する戦略を展開しています。
さらに、株式会社stuは韓国のビジュアルコンテンツ制作会社であるVBstudioとパートナーシップを締結し、「SVX(stu X VB EXPERIENCE)」という新たなブランドを設立しました。この提携により、両社はそれぞれの技術的強みを活かし、現実世界と仮想空間、芸術と技術の境界を乗り越える新たなクリエイティブな体験を提供します。あらゆる分野で活用される高品質なビジュアルコンテンツを生み出すことが期待されており、日本からのグローバルトレンドを創出することが目指されています。
最後に、電通イノベーションイニシアティブのシニア・マネージャー小田岳史氏は、現在のエンターテインメント環境が急速に変化していることを強調し、stuが世界に勝負を挑む姿勢を全力で支援すると述べています。さらに、テクノロジーと創造性の融合が今後のエンターテインメント体験を豊かにすると確信しています。
このように、株式会社stuは新たな出資を背景に、進化し続けるエンターテインメント業界において重要な役割を果たしていくことでしょう。