足踏みオルガンを次世代へ - ドキュメンタリー映画『風琴』
音楽と映像制作を手がけるコウベレックスと、黒瀬映像演出事務所が共同で制作したドキュメンタリー映画『風琴』は、足踏みオルガンに焦点を当てています。この映画は、オルガン修復家・和久井輝夫さんの貴重な仕事を記録し、足踏みオルガンの魅力を次世代に伝えることを目的としています。
プロジェクトの背景
現在、足踏みオルガンは若い世代にはあまり知られていない楽器ですが、最近のドラマやアニメで目にすることが増えています。残念ながら、この楽器は世界中での生産が終了しており、その存続は修復技術者の手に委ねられている状況です。和久井輝夫さんは87歳という年齢ですが、その修復技術は非常に貴重です。この映画を通じて、彼の仕事を記録し、若い世代にもこの楽器の魅力を伝えたいと黒瀬監督とプロデューサーの善沢さんが企画を進めました。
映画の特色
かつて、日本の足踏みオルガンは昭和の時代に世界的な生産量を誇りましたが、伝統や技術が失われつつある現状です。映画『風琴』は、ただ音楽好きのためだけではなく、広く一般の人々にこの楽器の存在を知ってもらうために製作されています。全国の劇場で上映を目指し、クラウドファンディングを通じて資金を募っています。
参加方法とリターン
クラウドファンディングは2024年9月9日から11月8日まで実施されます。支援者には、3,000円でプロデューサーからの最新情報が届くほか、30,000円の支援ではオリジナルCDやスマホスタンド、エンドロールに名前を掲載する特典が提供されます。
プロジェクト概要
- - プロジェクト名: 足踏みオルガンを次世代へ伝えたい!
- - 映画名: ドキュメンタリー映画『風琴』支援プロジェクト
- - 期間: 2024年9月9日9:00~11月8日23:59
- - URL: クラウドファンディングページ
映画の詳細
映画『風琴』は、リードオルガン修復家・和久井輝夫さんの足跡を追いかけながら、彼が活躍した背景やオルガンの歴史、文化的意義を掘り下げていく内容です。監督の黒瀬政男さんは映画制作の経験が豊富で、数々の受賞歴があります。映画は、2025年に公開予定であり、具体的な配給スケジュールは10月中に発表される見込みです。
撮影地
主なロケ地には神戸聖愛教会、倉敷教会、浜松市楽器博物館、高野辰之記念館(長野)などが含まれています。
監督のプロフィール
黒瀬政男監督は1954年に広島市で生まれ、大阪芸術大学映像学科を卒業しました。1992年からフリーランスとして活動し、様々な映画やテレビ番組の制作に従事しています。その才能は多くの映画祭で評価され、受賞歴も多数。
この映画を通じて、古き良き足踏みオルガンの文化が次世代へと引き継がれることが期待されます。是非、クラウドファンディングに参加して、映画『風琴』の実現を応援しましょう。