新しいサービスの誕生:太陽光発電の「2019年問題」を乗り越える方法
太陽光発電を活用する多くの家庭にとって、2023年の到来とともに直面する「2019年問題」は避けて通れない課題。その解決策として、株式会社シェアリングエネルギーが新たに提供するサービス、『シェアでんき卒FIT』が注目を集めています。このサービスは、2019年11月以降にFIT(固定価格買取)期間を終了する太陽光発電システムの所有者を対象にした二つの主要サービス、余剰電力の買取と蓄電池のEC販売があります。
余剰電力の買取について
特に注目すべきは、「余剰電力の買取」です。従来の売電制度が終了することで収入源を失う恐れがあるオーナーにとって、このサービスは福音とも言えるでしょう。1kWhあたりの買取価格は税込8円で自宅で発電した電力を余すことなく活用できます。また、先着1,000名にはAmazonギフト券がプレゼントされるキャンペーンも実施中です。
蓄電池のEC販売での新たな試み
さらに、シェアリングエネルギーは蓄電池のEC販売にも乗り出します。これは日本初の試みであり、従来の販売方法では高止まりしていた価格を、インターネットを通じて有利に提供できる点が魅力です。オンラインならではの価格競争力を活かし、蓄電池をより手頃に届けることを目指します。このサービスは現在準備中ですが、家庭でのエネルギー自給自足を促進する大きな一歩と位置づけています。
太陽光発電の現状と今後の展望
資源エネルギー庁のデータによれば、住宅用太陽光発電の固定価格買取期間が終了する件数は2023年までに165万件に達する見込みです。こうした状況下で、シェアでんきは持続可能なエネルギーの利用とその周知に努めています。特に、追加コストをかけずに自家消費を促進できる「卒FIT電気」は、環境に優しい選択肢としてますます注目されることでしょう。
分散電源プラットフォーマーとしての未来
シェアリングエネルギーは、太陽光発電だけでなく、蓄電池や電気自動車(EV)、エコキュートなど、様々なエネルギーリソースとの融合を視野に入れています。これにより、電力の需要削減や出力抑制の回避が期待でき、さらにエネルギーの持続可能性を高めることができます。
同社は、再生可能エネルギーを最大限に活用することを目指し、分散電源プラットフォームとしての役割を果たすことを約束しています。今後の動向に期待が高まります。
会社情報
株式会社シェアリングエネルギーは、2018年に設立され、東京都品川区に本社を構えています。再生可能エネルギーに基づいた事業を展開し、今後も環境に優しい電力供給を目指していきます。公式ウェブサイト(
こちら)では更なる情報が提供されています。これらの取り組みを通じて、多くの家庭が新たなエネルギーの利用方法を見つけ、持続可能なライフスタイルを実現する契機となるでしょう。