2024年 フリーランスJavaエンジニア年収946万円の詳細レポート
CAMELORS株式会社が運営する求人マッチングサービス『SOKUDAN』から、2024年のフリーランスおよび副業におけるJavaエンジニアの詳細な調査結果が発表されました。本レポートは、掲載された約5,000件の実際の案件データから生まれたもので、特に注目すべきはその年収、案件数、勤務形態の多様性です。
年収について
Javaエンジニアの平均年収は946万円であり、これは言語年収ランキングの中で11位に位置しています。月収では平均78万円で、時給は約4,694円です。この数字はプログラミング言語の中でPHPやC#よりも高いものの、PythonやTypeScriptには及ばない結果となっています。とはいえ、JavaはIT業界で多く使われ続けており、安定した需要があります。
案件数と働き方
Java関連の案件数は全体の約6.2%を占めており、フリーランス案件ランキングでは6位にランクインしています。これにより、Javaは開発者にとって就業の機会が豊富な選択肢の一つとなっています。
実際の勤務形態では、76.8%が週4〜5日間のフルタイムで勤務しており、逆に23.2%は週3日以下の柔軟な働き方を選択しています。これは、特にワークライフバランスを重視する製品開発が進む現代の業務環境を反映しています。もちろん、特定のプロジェクトや期間にあわせて短時間の勤務が求められることもあるため、この傾向は維持されると考えされています。
リモート勤務の普及
情勢にあわせて、リモートワークも増えています。全体の73.2%が完全リモートでの勤務が可能であり、さらに15.9%が部分的なリモートワークを許可しています。これにより、約89.1%の案件が何らかの形でリモートワークに対応していることが分かります。この柔軟な働き方は、特に若い世代のエンジニアにとって重要な要件となっています。
需要のある業界と職種
Java案件はIT関連業界において32.93%を占め、その次に人材サービス関連が続いています。職種別では、バックエンドエンジニアが68.29%と圧倒的な需要があります。その他にも、モバイルアプリ開発に関連するiOS/Androidエンジニアも13.41%を占め、フロントエンドエンジニアは12.2%となっています。
Javaの特徴と将来性
Javaは1995年にSun Microsystems(現Oracle)によって開発された汎用プログラミング言語で、「Write Once, Run Anywhere」(一度書けば、どこでも動く)という理念がその特長です。特にエンタープライズアプリケーション開発や大規模な業務システムに強く、Androidアプリの開発にも広く利用されています。また、豊富なフレームワークも支援しており、例えばSpring FrameworkやJakarta EEなどがそれにあたります。
将来的にもJavaは企業システムの基盤として重要な役割を担い続けることが期待されています。これらの要素から、Javaエンジニアの需要はさらなる高まりを見せることでしょう。
総括
Javaエンジニアは、高い年収の期待される職種であり、リモート勤務やフレキシブルな働き方が可能で、今後の成長が見込まれる分野です。エンジニアとしてのキャリアを考える上で、多様な選択肢を持てることは大きな利点と言えるでしょう。詳しい調査結果や更なる詳細については、SOKUDANの公式サイトでご確認いただけます。