中小製造業向け「Kamameshi」に新機能追加!
中小製造業のニーズに応えるマッチングプラットフォーム「Kamameshi」が、設備保全支援のための新機能「設備保全サポート機能(β版)」を2025年4月から提供開始します。この機能は、企業の保全業務のさらなる効率化を図るもので、導入企業から寄せられた声に応えて開発されました。
「Kamameshi」とは?
「Kamameshi」は、工場内の設備部品を一元的に管理し、中小企業同士で必要な部品をマッチングして調達することを可能にするプラットフォームです。これまでも社内在庫の見える化や部品の融通を支援してきましたが、設備保全の情報管理に関するニーズが高まっている中で、今回の新機能追加が実現しました。
機能追加の背景
設備保全業務を行う現場のベテラン社員に依存する中小企業が多く、記録がされていないことから属人化が進む状況が浮き彫りになっています。生産現場では「故障履歴やトラブル対応の情報が不足している」との声が多く、この新機能はそれらのニーズに応える形で設計されています。また、工場内の制御盤に設置された電気部品の調査も行い、その結果を元に代替品を提案する取り組みも行っています。
新機能の概要
「設備保全サポート機能(β版)」では、以下の5つの機能が提供されます:
1.
既設部品情報の一覧検索:既存の部品情報を簡単に検索できる機能。
2.
工場レイアウトと連動した設備状態の確認:実際の工場レイアウトと連動し、設備全体の状態を把握。
3.
設備管理マスターの登録:必要な設備情報をマスターとして登録できる機能。
4.
点検記録の登録・履歴検索:点検結果を記録し、過去のデータを検索可能に。
5.
故障記録の登録・履歴検索:故障に関する記録を整理し、履歴を追跡できるように。
これらの機能はすべて現場での使いやすさを重視し、工場のレイアウト図と連動し、必要に応じて写真や図面を添付することもできます。
属人化の課題解消と共助の仕組み
中小製造業では、保全業務の属人化が大きな問題となっています。新機能によって、日常的に点検・トラブル対応の履歴を記録できることで、ノウハウの蓄積が促進されることが期待されます。「Kamameshi」は部品のシェアを推進するだけでなく、点検や故障対応の履歴データを活用し、相互支援のネットワークづくりを進めていきます。
提供範囲と今後の展望
この新機能は、現在「Kamameshi」プラットフォームの会員企業に無償で提供されます。はじめにベータ版としての運用が行われ、利用企業からのフィードバックを基に改善を重ねていきます。正式版は2025年10月を見込んでリリース予定です。
「Kamameshi」は、社内保有の部品管理と会員間での予備品売買取引を仲介するサービスを展開し、部品在庫の管理DXを実現しています。
企業情報
株式会社KAMAMESHI
所在地:東京都大田区南六郷3丁目10-16六郷BASE
設立:2023年8月
代表取締役社長:小林 俊
公式ウェブサイト
お問い合せは、
こちらからどうぞ。