株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)は、昨年10月に策定した「オリコ・サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク」に基づき、サステナビリティ・リンク・ボンドを発行しています。このボンドは、社会や環境の課題解決のための資金調達手段として位置付けられています。しかし、発行時に設定したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPT)が未達成となったため、オリコはその適切な対応として寄付を実施しました。
具体的には、本社債の総額の0.10%に相当する金額を、オリコが活動している東南アジアの地域に貢献する法人や団体に寄付することを決定しました。この寄付によって、現地での環境保護や教育、雇用創出などの支援が期待されます。
オリコは、持続可能な地域づくりをマテリアリティのひとつとしています。東南アジアの自動車市場においては、最適なサービス提供を通じて市場の発展を目指しています。今回のKPIでは、新車の販売において電気自動車を対象とし、2025年までに年間取扱高が819億円に達することを目指していましたが、現実には2023年に655億円、2024年に537億円、そして2025年には437億円の実績にとどまりました。
未達成の理由として、主に東南アジア市場の経済低迷が挙げられます。特にインドネシアでは顧客の信用状態が悪化し、貸倒関係費が増加しました。そのため、与信基準の厳格化や営業戦略の見直しが急務となりましたが、計画していた水準までの回復は難しくなりました。
寄付先には、環境保護や教育、福祉・貧困対策に関わる4つの団体が選ばれました。例えば、WWFジャパンは環境保全に注力しており、日本環境教育フォーラムはインドネシアにおける環境教育を推進しています。これらの取り組みは、オリコが掲げる「誰もが豊かな人生を実現できる持続可能な社会」に合致しています。
オリコは今後も社会価値と企業価値の両立を重視し、資金調達活動においてもサステナビリティを意識した取り組みを継続していきます。また、2026年を初年度として新たな中期経営計画に取り組む予定です。寄付活動はこれからも積極的に続けていく方針です。これにより、オリコは環境や社会への貢献を強化し、持続可能な成長を目指していくことを約束しています。