株式会社Circulifeが熊本テックプラングランプリで優秀賞
2022年7月16日、熊本県美しき景観の中、肥後銀行本店にて「第7回熊本テックプラングランプリ」が開催されました。このイベントは、未来のビジネスリーダーを輩出することを目的とした次世代ベンチャー創出支援コンテストであり、全国から26組のチームがエントリーしました。
その中で、株式会社Circulife(サーキュライフ)が出展し、企業の代表である川原剛氏が発表した“水酸化ナトリウムを使わないセルロースの抽出方法”が高く評価され、見事に優秀賞を受賞しました。サーキュライフは、環境問題に真剣に取り組む企業として、持続可能な資源利用を目指した製品を企画・製造・販売しています。
環境負荷の低減に貢献する取り組み
サーキュライフは、地元資源を活用した「木糸」を素材にした製品作りを行っており、環境負荷をできる限り減らすことを企業の使命としています。川原氏は、消費者の意識の変化に着目し、環境に配慮した製品の需要が高まる中で、地域資源を活用した活動が不可欠であると語ります。
「木糸」という素材の利用は、地域の木材資源(天草ヒノキ・小国杉など)を大切にしながら、循環型経済を実現しようとする試みです。これにより、大量生産から適量生産へのシフトを目指すとともに、必要な物を必要な分だけというフィロソフィーを持っています。
投資型クラウドファンディングで資金調達成功
さらに、7月26日には取組の一環として、株式会社Circulifeは株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」において、目標であった600万円を初日の1時間で達成し、最終的には2350万円を超える結果を得ました。この大成功により、新たに146名の株主を迎え入れ、資本金を大幅に拡充します。
この資金を活用して、サーキュライフは木材からセルロースを取り出す手法の実用化を進め、化学物質を排出しない工場モデルを実現していく予定です。川原氏は、今後のビジョンとして企業が環境に優しい製造方法を試みることが重要であると強調します。
熊本から世界へ、循環する生活の実現
株式会社Circulifeは、地域の特色を生かした製品開発にしっかりと取り組んでいます。今後も「循環する生活」を提唱し、革新的なアイデアと信念を持って地域に根ざした企業活動を続けていくでしょう。
「熊本テックプランター」では、今後の活動として地元企業とのコラボレーションや市場調査を通じて、さらなる成長を目指していきます。これからのCirculifeに、ますます期待が寄せられています。
会社概要
地域資源の有効活用と環境保護を両立させる新しいビジネスモデルの構築が進む中、Circulifeが今後どのような展開を見せるのか、注目が集まります。