春の全国中学生ハンドボール選手権大会、栄冠の行方
2025年3月25日から29日までの間、富山県氷見市で第20回春の全国中学生ハンドボール選手権大会が盛り上がりました。この大会は多くの中学生アスリートの熱い戦いの場となり、女子部門では熊本県の宇都市立鶴城中が初優勝を遂げ、男子部門では富山県の氷見市立西條中が見事に連覇を達成しました。
先日、氷見市ではこの大会が2年ぶりに開催され、昨年元日に発生した能登半島地震の影響で開催が難しくなり、福島県で行われたこともあり、多くの人々が待ち望んでいたイベントでした。地元の温かい応援が西條中に力を与え、男子チームは最終的に群馬県代表のGHRを相手に、ラスト5秒で勝利を収めました。
地元の声援に背中を押された西條中
連覇を狙う西條中は、300名を超える大応援団の声援を背に、試合を進めました。菊地正寛氷見市長も「この大会に出場して大きく成長した選手が多くおり、さらなる活躍を期待しています」と激励の言葉を送りました。これは選手たちにとって大きなインスピレーションとなり、その期待に応える形での優勝に至りました。
一方、女子部門では鶴城中が堂々たる勝利を収め、広島県の安芸高田HCを33対13で退け、埼玉県の大崎ジュニアとも決勝戦で対決し、38対15という大差で勝利しました。この躍進は、チームの団結力と戦略がうまく噛み合った結果でもありました。
大会のベスト4成績
女子部門
- - 鶴城(熊本県):33-13安芸高田HC(広島県)
- - 大崎ジュニア(埼玉県):19-10けやき台(茨城県)
決勝
- - 鶴城(熊本県):38-15大崎ジュニア(埼玉県)
男子部門
- - 麻生(茨城県):23-27西條(富山県)
- - 大住(京都府):26-34GHR(群馬県)
決勝
大会情報
この春の全国中学生選手権大会は、氷見市ふれあいスポーツセンターや富山県立氷見高等学校第一体育館、氷見市立南部中学校体育館などで盛況に開催され、選手たちの熱いパフォーマンスとスポーツマンシップが見られました。この大会のオフィシャルパートナーであるエスエスケイ/ヒュンメルは、優勝したチームにオリジナルユニフォームを贈呈するなど、選手たちをサポートしました。
ヒュンメルの歴史
デンマークのスポーツブランド「hummel」は1923年に誕生し、世界初のスタッド付きスパイクを開発しました。重い体型が飛べないとされるマルハナバチの努力に色づけられたロゴで多くの人々を魅了し、スポーツを通じて世界を変えようとするビジョンを持っています。
公式ウェブサイトではブランドの成り立ちや製品情報を確認することができます。
大会を通じて多くの才能が育まれることを期待しつつ、来年以降の春中ハンドにも注目していきたいと思います。