富士薬品が北本市と包括連携協定を締結
埼玉県北本市に本社を構える医薬品企業の富士薬品は、地域活性化と市民サービスの向上を目的に、2025年10月6日付で北本市との包括連携協定を締結しました。この協定により、富士薬品は市と資源を有効に活用し、地域貢献につながる様々な取り組みを進めていきます。
協定締結式は北本市役所で行われ、富士薬品の部署長や北本市長が出席し、両者の協力関係を確認しました。
富士薬品の具体的な取り組み
この連携協定に基づき、富士薬品は以下のような活動を実施する予定です。
1. 防災・災害対策
災害時に医薬品などの応急物資を無償で提供するほか、平常時には防災情報の発信を行います。具体的には、営業員が訪問時に直接情報提供したり、公式LINEを通じて情報を配信します。
2. セルフメディケーションの推進
富士薬品では医薬品販売員が専門知識を活かし、一般用医薬品の適正使用を啓発します。また、市主催のイベントに参加し、健康情報を配布することで地域の健康づくりを支援していきます。
3. 健康情報の発信
訪問時にチラシや動画を用いて、季節ごとの病気予防や健康寿命延伸に関する情報を提供します。
4. 高齢者見守り支援
営業員は高齢者への声かけや日常の様子を観察し、異変を发现した際には市に報告します。また、健康診断の参加呼びかけなどの情報配信も行います。
5. その他活動
市内の薬局を活用したクーリングシェルターの設置や、市内での異常発見時の市への報告など、地域の安全・快適な生活環境の整備に協力します。
協定締結の背景
富士薬品の基本理念は「元気な生活の支援」であり、地域全体の健康に寄与する取り組みを推進しています。現在、北本市内で約2,500軒の家庭や企業にサービスを提供しており、地域との連携を強化するためにもこの協定は重要な位置づけです。
北本市も「緑に囲まれた健康な文化都市」を目指す中で、医療・保健サービスの充実を図っています。この理念のもと、富士薬品の訪問型のサービスが地域の健康づくりに貢献できると評価され、協定が結ばれました。
今後の展望
富士薬品は、これまでに締結した他の31の連携協定に続き、地域に密着したサービスを展開していきます。今後も地域住民の健康や生活の向上を支える活動を継続し、地域貢献に努めてまいります。北本市との協働活動を通じて、より多くの市民が健康で活き活きとした生活が送れるよう支援していく方針です。
富士薬品について
富士薬品は1930年に創業され、医薬品の製造から販売、ドラッグストアや調剤薬局の運営を行う複合型医薬品企業です。日本全国に1,273店舗を展開し、「元気」を届けることをミッションとしています。地域の健康を支えるため、今後も様々な施策を講じていくことでしょう。