令和7年度大阪芸術大学所蔵品展「Around EXPO’70」開催
2025年6月23日から7月9日まで、大阪芸術大学(以下、大芸大)が主催する『Around EXPO’70―当時の大阪芸術大学と日本万国博覧会―』が、大阪芸術大学芸術情報センターの展示ホールにて行われます。本展は、今年の「大阪・関西万博」に合わせて、1970年に大阪で開催された日本万国博覧会と本学との関係性を多様な所蔵品を通じて探ることを目的としています。
大阪万博と芸術大学の関係
本展では、1970年の日本万国博覧会の開催時期に、大芸大がどのような役割を果たしていたのかを考察します。当時、大芸大は1964年に開学されてからまだ10年ほどの若い大学で、南河内の自然豊かな丘陵地に新校舎が建設され、様々な学科が設立されていました。その中で、教員たちは芸術文化の最前線で活躍し、学校としての基盤を固めるために尽力していました。このような動きは、当時の万博においても感じられました。
万博では、5名の教員がその専門的な知識をもとに、多方面で活躍しました。万博は、戦後25年目の日本が、世界へのメッセージを発信する大切な場であり、「戦後」のイメージを克服し、未来を見据えた展示が行われました。大阪という都市の存在価値をアピールする目的も持ち、その中で大芸大も急成長しつつあったことが興味深い点です。
展示内容の詳細
本展では、以下の内容で展示が行われます。
1.
大阪万博に関わった教員たち
1970年の大阪万博に関与した教員5名の作品と共に、彼らの万博との関わりを示す資料を展示します。
2.
大阪万博の痕跡
大芸大が保有する大阪万博に関連する作品や資料、さらに当時の教員たちが制作した作品も公開されます。
3.
1970年ごろの大阪芸術大学
開学から10年を迎えようとしていた当時の大芸大を振り返る資料や作品を集め、展示します。
出展作品の例
本展では以下の作品や資料が出展される予定です。
- - 資料写真「大阪芸術大学キャンパス第四期工事風景」
- - 岩宮武二《万博(スイス館)》
- - 現代芸術研究所による『日本万国博覧会テーマ展示基本計画報告書』など、様々な作品や資料が観覧者を待っています。
開催概要
- - 日時: 令和7年度大阪芸術大学所蔵品展 2025年6月23日(月)~7月9日(水)11時~18時(※日曜日休館)
- - 場所: 大阪芸術大学 芸術情報センター 展示ホール
〒585-8555 大阪府南河内郡河南町東山469
- - アクセス: 近鉄南大阪線「大阪阿部野橋」駅から「河内長野」行き準急に乗車、「喜志」駅下車、スクールバスまたはコミュニティバスをご利用ください。
- - 入場料: 無料
この展示は、1970年の大阪万博と大阪芸術大学の歴史に触れる素晴らしい機会です。ぜひ多くの方々にご覧いただき、当時の創造力と未来への情熱を感じてください。