武蔵精密とイスラエル提携
2019-01-16 15:20:41
武蔵精密工業、イスラエルとの連携でスマートファクトリー実現に向けた新たな一歩
武蔵精密工業は、イスラエルのイノベーションセンターとの新たなパートナーシップを結びました。この契約は、国際的な経済の中で日本とイスラエルがどのように連携し、技術革新を促していくかを示す一環です。経済産業大臣の世耕氏やイスラエルのEli Cohen経済産業大臣の出席のもと、MoU(覚書)の署名が行われました。
この提携では、Industry 4.0理念に基づき、AIを導入した「ディスラプティブ・イノベーション」を用いて、工場内の様々な設備間および設備と人間とのリアルタイムなコミュニケーションと協働を目指しています。特に、工場用自動搬送車(Self Driving Vehicle, SDV)や、自動画像検査装置向けのAIアルゴリズムの共同開発が進められます。これにより、製造プロセスが大幅に効率化されると期待されています。
イスラエル側を代表するRan Poliakine氏はコメントの中で、今回のパートナーシップによってAIの革新が製造業における新たな可能性を広げると語り、両社の共同作業が真のコラボレーションとなることを期待しています。彼の指導のもと、イノベーションセンターはAI、エンジニアリング、数学、物理の分野で高い技術力を誇る企業となっています。
一方、武蔵精密工業の大塚浩史社長は、新しい製造の時代においてAIの重要性を強調し、Poliakine氏とのAIアルゴリズム開発に大きな期待を寄せています。武蔵精密工業は、四輪車や二輪車向けの各種部品を開発・製造・販売する業界のリーダーです。特に、二輪車用トランスミッションの世界シェアは約30%で、グローバルな一貫生産体制を持っています。
このように、武蔵精密工業は「人にはもっと人らしい仕事を」という理念のもと、新たな製造方法の確立に取り組んでいます。AI技術の導入により、より効率的で革新的なものづくりの実現が目指されています。
Ran Poliakine氏の主導するPoliakine Innovationは、これまでにも複数の成功企業を立ち上げており、やはり「より良い社会のために技術を」という理念を体現している点が、両社の共通する経営ビジョンでもあります。今後、日本とイスラエルのパートナーシップがどのように進展し、製造業に新たな価値をもたらすのか、多くの期待が集まっています。
会社情報
- 会社名
-
武蔵精密工業株式会社
- 住所
- 愛知県豊橋市植田町字大膳39-5
- 電話番号
-
0532-25-8111