HOLUSとダラット大学の新たな協力の形
株式会社HOLUSは、ベトナムの現地法人であるAGRIEX社と共に、国立ダラット大学生物学部と協定覚書(MOA)を結びました。この協定は、両者の強みを活かし、地域社会の持続可能な農業を推進するための重要な一歩となります。
協定内容の詳細
協定調印式にはHOLUSの代表取締役、阿部秀昭氏とダラット大学生物学部の学部長、Tran Van Tien氏が出席しました。このMOAでは、環境に配慮した循環型社会の形成やバイオテクノロジーによる農技術の研究、さらには教育プログラムの支援といった具体的な活動が盛り込まれています。
1. 環境を重視した研究
共同研究の一環として、AGRIEX社では廃棄物の再利用技術や処理プロセスの研究が行われます。地域社会が抱える環境問題に対して、持続可能な解決策を模索するとともに、循環型社会の形成に向けた取り組みを進めていくことが期待されています。
2. 農業技術の確立
バイオテクノロジーを活用した種苗開発や温室栽培技術の研究も重点的に行われる予定です。これにより、生産性の向上だけでなく、品質の高い農産物の生産にも寄与するでしょう。
3. 教育プログラムとインターンシップ
ダラット大学の学生にはAGRIEX社でのインターンシップや日本での研修の機会が提供されます。また、地域の子供たちに向けた食育プログラムの開発・実施も目指しています。これらの活動を通じて、次世代のリーダーを育成し、地域に貢献することが大切です。
ダラット大学について
1957年に設立されたダラット大学は、美しい自然環境に囲まれたキャンパスを有し、自然科学や社会科学など多彩なプログラムを提供しています。特に生物学部は、地域の自立した農業と環境保全のための教育と研究に力を入れています。
持続可能な地域社会の実現へ
この協力は地域社会にとって非常に意義のあるもので、文化や知識の交換を通じて、日越間の連携を強化する役割も果たします。HOLUSは「生産者が正当に評価される社会」の実現に向けて、地域の農業技術の向上や教育への投資を続けていく方針です。
特に、子供たちに対する食育活動は、未来の農業を支える人材の育成につながります。AGRIEX社とダラット大学との連携を通じて、新しい価値の創出に挑戦します。
結び
このMOAの締結は、持続可能な農業を実現するための重要な一歩であり、今後の展開に期待が寄せられます。地域社会の発展と日本とベトナムの架け橋としての役割を担いながら、共に成長していくことを目指しています。