エヌエス・テックが「HRogチャート」を導入し仕事効率化を実現

エヌエス・テック株式会社が「HRogチャート」を導入し、業務効率化を推進

エヌエス・テック株式会社が、株式会社フロッグの提供する人材業界向け求人データ分析サービス「HRogチャート」を導入しました。このサービス導入により、エヌエス・テックでは求人案件の市場における位置付けをより客観的に把握できるようになりました。特に、時間を要していた市場調査を大幅に短縮し、信頼できるデータが手に入ることで、各拠点での単価交渉の精度も向上しています。

導入の背景と課題

エヌエス・テックは、製造派遣をメインに様々な人材サービスを展開していますが、導入前は求人案件の市場での評価を客観的に行う手段に欠けていました。水谷千愛氏（ヒューマンリソース部採用企画課係長）は、「当時は求人が求職者にとって魅力的かどうかの基準がなく、取引先企業に対する単価交渉の際も市場感を知る必要がありました」と語ります。

このような状況下、32拠点の各拠点で求人情報を収集する必要があり、手作業による調査は手間がかかり、情報の精度にもバラつきがありました。そこで、HRogチャートの導入が決定しました。この判断の背景には、コストパフォーマンスと情報量の豊富さがあったのです。

HRogチャートの選定理由

導入の決定にあたり、水谷氏は「通常であれば数社との比較検討を行うが、HRogチャートは必要な情報をすぐに取得でき、コストパフォーマンスが良かったので即決でした」と話します。また、「初回の商談からわずか3ヶ月というスピード感で契約に至ったことも驚きでした」と続けました。この迅速な進行の裏には、フロッグの営業担当である水野純氏の迅速なレスポンスが大きく影響していました。

導入後の効果と活用法

HRogチャートのデータは、給与レンジの変動や媒体別・都道府県別の求人動向を把握するための資料として活用されています。月に一度行われる「事業計画達成検討会」で、収集したデータが共有され、取引先との単価交渉などに役立てられています。特に、掲載数や平均給与推移のレポートが重宝されており、営業メンバーへの情報提供も行われています。

水谷氏は、「今後は、さらなるデータ活用に力を入れていきたい」と期待を寄せています。HRogチャートの利用により、従来の主観的な評価から客観的なデータに基づく議論が可能となり、企業全体の成長戦略に貢献しています。

フロッグとのコミュニケーション

HRogチャートを導入するにあたり、フロッグとの密なコミュニケーションも重要な要素となりました。「水野さんは、常に迅速に対応してくれるので、社内の意思決定がスムーズに進みました」と水谷氏は評価しています。加えて、水野氏との定期的なミーティングでは、市場情報や他社動向についても交換され、良好な関係を築いています。

今後の期待と展望

水谷氏は、「HRogの魅力は利用の手軽さと柔軟性だ」と強調します。契約期間の縛りがなく、状況に応じてデータ収集条件を変更できることが、エヌエス・テックにとって魅力的な点です。今後は、データ収集のスピード向上を期待しつつ、他の企業との情報交換を行いながら、さらに市場の動向に敏感に対応していく方針です。

エヌエス・テックとフロッグの概要

エヌエス・テック株式会社は1973年設立の人材サービス企業で、横浜市に本社を置いています。一方、株式会社フロッグは2021年に創業された求人ビッグデータ事業に特化した企業で、世界中から集めた求人データを駆使して、企業に新たな刀を提供することを目指しています。双方の連携により、今後もさらなる業務効率化と成長が期待されます。