自衛官のキャリア支援を強化するタナベコンサルティングの取り組み
日本の経営コンサルティング界で歴史を持つ株式会社タナベコンサルティングが、2025年に退職が予定される自衛官を対象に、キャリア移行の支援講話をオンライン形式で実施しました。この講話は防衛省海上幕僚監部と連携して行われ、約20名の自衛官が参加しました。
参加者はタナベコンサルティングのHRコンサルティング事業部の大木悠佑ゼネラルパートナーと、行政/公共サービスコンサルティングの平子勇心マネジャーから、「企業の基本事項と課題」をテーマにした内容を学ぶことができました。 彼らは企業経営者の特性や必要なスキル、さらに中央省庁から民間企業への転職事例を交えて、非常に実践的な情報を提供しました。
自衛隊員の多くが公的機関から民間企業へ移行することを考える中で、公的機関と民間企業の働き方の違い、自衛隊出身者が持つ特性の活かし方に関する知見を得ることができたとの声が上がっています。
この取り組みは、変化が速い現代において、従来の就職支援手段だけでは解決できない課題に対処するべく始まりました。特に、自衛官のキャリア形成において、民間企業の知識不足を補うことで、より良い再就職先の選定と活躍のための判断基準を提供することが目指されています。
タナベコンサルティングは長年にわたり、国内外の中堅企業から大企業に向けて、経営者層を対象としたコンサルティングサービスを提供してきました。今後もこの知見を活かし、防衛省との連携を強化し社会貢献活動を展開していく方針です。
同社は1957年に創業し、現在は東京証券取引所プライム市場に上場する経営コンサルティングのパイオニアとして知られています。経営理念には「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という方針が掲げられ、現在では8社のグループと約900名の専門家を有しています。これまでに18,900社以上の企業への支援実績を持ち、トップマネジメントアプローチによる経営戦略の策定から、業務現場に至るまで一貫した支援を行える唯一無二のコンサルティングモデルを展開しています。
今後も自衛官へのキャリア支援を通じて、タナベコンサルティングは新たな挑戦を続け、その貢献価値を社会に広げていくことを目指しています。