多くの子どもたちが主体的に決めた2024年の目標とは
2024年の新しい年を迎えるにあたり、株式会社栄光が実施した「小中高生の家庭の新年の目標・抱負に関する調査」では、多くの子どもたちが自ら設定した目標や抱負に向けて努力をしていることが明らかになっています。この調査は、2024年11月2日から11月12日までの期間に、591名の小学生保護者、741名の中学生保護者、442名の高校生保護者から得られた1874件の有効回答を基にしています。
目標設定の傾向
調査によれば、小学生は主に「生活習慣」や「習い事・趣味」に関する目標を設定し、中学生や高校生は「資格試験」や「部活動」にフォーカスする傾向があります。特に「学習」や「受験」に関する目標が多く、全年齢層で学びに対する意欲が伺えます。
小学1年生から高校3年生にかけて、目標を決めたと回答した保護者は、小学生で50.8%、中学生で47.9%、高校生で51.4%でした。この結果から、年齢が上がるにつれて「わからない」と回答する保護者が増える傾向が見えており、成長とともに将来への不安感が高まっていることも考えられます。
努力する子どもたち
一方、子どもが目標・抱負を達成するために努力しているかを尋ねたところ、なんと90%以上の保護者が「とても努力していた」または「まあ努力していた」と回答しました。特に高校生に関しては、55.9%が「とても努力していた」とし、保護者の期待に応えている様子が浮き彫りになっています。
子ども自身の主体性
目標設定において、保護者は「子ども自身が主体的に決めた目標にすることが重要」と考えていることが明らかになりました。子どもが自分で目標を設定することで、自己責任感や達成感が生まれ、結果的に努力が促されるという意識が広がっています。小学生で61.9%、中学生で66.5%、高校生で73.8%の保護者がこの意見に賛同しています。
保護者のサポート
多くの保護者が、子どもたちが目標を達成するために助言や手助けをしていることも明らかになりました。サポート内容の中で最も多かったのは「褒める・励ます」で、小学生保護者では70.8%、中学生保護者では67.2%、高校生保護者でも70.5%がこの方法を用いているとのことです。これは、ポジティブなフィードバックが子どもたちのモチベーションを高める効果があることを示しています。
将来の目標への期待
2025年に向けて、保護者たちは子どもに学習習慣や受験に関する目標を立ててほしいと考えているようです。保護者の約3割は「子どもが決めた目標・抱負であれば内容は気にしない」と答え、自立した目標設定を重視していることも見逃せません。
結論
子どもたちにとって目標を設定し、それを達成するために努力することは重要な成長過程です。保護者のサポートのもと、主体的に目標を決めて努力する姿勢が、彼らの自己成長や将来につながることを願っています。この調査結果は、子どもたちがどのように未来に向けて成長していくのか、今後の注目ポイントになるでしょう。