ひきこもり支援！安心の交流カフェが室蘭に登場

室蘭市で実施されるやさしい交流カフェのご案内

特定非営利活動法人くるくるネットが、北海道室蘭市で新しい試みをスタートします。「ひきこもりがちな人のためのやさしい交流カフェ」が令和7年11月から翌年の2月まで、全4回にわたって開催されることが決定しました。このカフェは、社会との交流に不安を抱える若者や大人に向けて、安心して過ごせる居場所を提供し、自然な形での人とのつながりを生む試みです。

開催の背景

室蘭市では、経済的または精神的な理由から人とのかかわりを避ける方が増加しています。「外に出る機会がない」「話すのが難しい」と感じる方にとって、コミュニケーションを取るための安心できる場所は少なくなっています。これまでくるくるネットは、子ども食堂や放課後のデイサービス、就労の継続支援などを通して、子どもや若者、障がい者が抱える孤立感に取り組んできました。このカフェは、そんな活動の延長線上にあり、様々な世代が集える「やさしい居場所」を目指しています。

カフェの詳細

今回の「やさしい交流カフェ」には、参加者が好きな時間に来て、話さなくても良いという特長があります。お菓子や飲み物を囲みながら、無理のない形で自然な交流が生まれる環境が整えられています。地域のボランティアや学生も運営に関わり、相互支援の場が築かれます。

開催概要

- 名称：ひきこもりがちな人のためのやさしい交流カフェ
- 主催：特定非営利活動法人くるくるネット
- 会場：クルハウス（室蘭市知利別町2丁目22-31）
- 開催日時：

第1回 11月15日（土）「クッキーでほっとタイム」
第2回 12月13日（土）「クリスマスミニカフェ」
第3回 1月17日（土）「コーヒーとトーストの会」
第4回 2月7日（土）「チョコづくりとありがとう会」
（各回 13:30〜15:30）

- 対象：主に20〜40代（第1・2回は女性限定、第3・4回は男女共可）
- 参加費：無料
- 申し込み方法：LINE@393fsdufまたは電話（0143-48-9133）

詳細情報

理事長の思い

この取り組みについて、理事長の鳥山晃氏は、次のようにコメントしています。「この事業は“ひとりでも来ていい”を合言葉に、地域のやさしさで孤立を防ぐことを目指しています。外に出るのが少し不安でも、お菓子と少しの勇気があれば大丈夫です。私たちのNPOだけでなく、地域の皆さんや行政、企業の皆さんと一緒に頑張りましょう。そこから新しいつながりが生まれることを期待しています。」

まとめ

このカフェは、内閣府の「令和7年度地域における孤独・孤立対策のモデル事業」に選ばれたもので、社会で孤立している方々に新しいつながりをもたらす内容となっています。室蘭市の「子どもがまんなかのまちづくり」とも連携し、安心して暮らせる地域社会の実現を目指します。ぜひ、この機会に自分自身の居場所として、訪れてみてはいかがでしょうか。