パッシブハウスの見学会が全国で開催
一般社団法人パッシブハウス・ジャパン(PHJ)が主催する見学会「PASSIVEHOUSE OPENWEEKS 2025 SUMMER」が、2025年8月1日から31日まで実施されます。このイベントは、パッシブハウスと高性能住宅を体感する絶好の機会であり、昨年の大好評を受けて今年で第二回目の夏開催となります。
オープンウィークスの特徴
オープンウィークスの最大の特徴は、モデルハウスとして展示場で用意された住宅ではなく、実際に居住されている住宅の見学ができる点です。来場者はお施主様との対話を通じて、住まいのリアルな体験談を伺うことができ、生活のヒントを得る大きなチャンスとなっています。
実施概要
開催日程:2025年8月1日(金)~31日(日)
参加物件は全国に広がり、8つの物件が選ばれています。具体的な物件の開催日程や詳細は、予約を通じて連絡されます。全ての見学は事前予約制で、参加費は無料です。
代表的な参加物件は以下の通りです:
- - 茨城県坂東市「スズモクパッシブハウス」(認定申請予定)
- - 埼玉県志木市「志木パッシブハウス」
- - 東京都八王子市「八王子みなみ野パッシブハウス」(申請予定)
- - 岡山県鏡野町「回遊の家」(申請予定)
- - 愛知県一宮市「尾張一宮パッシブハウス」
- - 長野県佐久市「木下建工新本社(NHQ1)」
昨年の体験談
2024年の見学会では、参加者から多くのポジティブなフィードバックが寄せられました。特に、猛暑でも快適に過ごせたことや、エアコンなしで自然の風を活かした涼しさを体感できた点が好評でした。「どこに行っても涼しかった」「今後もパッシブハウスを訪れ、良い住まいの追求を続けたい」といった声が挙がっています。
パッシブハウスの基準
パッシブハウスは高い省エネルギー性能を有し、以下の基準を満たしています:
- - 年間冷暖房需要がそれぞれ15kWh/m2以下
- - 年間の一次エネルギー消費量が120kWh/m2以下
- - 気密性能で漏気回数が0.6回/h
これらの基準を達成するために、PHJでは国際基準に基づくソフトウェア「PHPP」を利用し、設計段階からエネルギー効率を最大化する取り組みを行っています。
省エネ住宅の普及啓発
PHJは、ドイツで発祥のパッシブハウスを日本の気候や文化に合わせて普及させるために設立された団体です。これまでに3556名の省エネ建築診断士が育成され、全国各地で様々な勉強会や見学会が行われています。
「PASSIVEHOUSE OPENWEEKS 2025 SUMMER」は、その活動の一環として、日本の住宅市場において持続可能な住まいの形を提案し続けています。
この夏、ぜひ自分の目で、そして体でパッシブハウスの魅力を感じてみてください。詳細や申し込みについては、PHJの公式ウェブサイトをご覧ください。