藤井建悟選手が描く新たなチャレンジ
千葉県市川市出身で、18歳からサッカーの本格的な道を歩み始めた藤井建悟選手は、ついに夢の舞台となるJ3リーグ、アスルクラロ沼津への入団を果たしました。彼のサッカーキャリアのスタートは、松戸市の「まつひだいSC」として始まり、小・中学生時代には「FCクラッキス松戸」に所属。その後、八千代松陰高等学校、そして東京農業大学を経て、ついにプロの世界に足を踏み入れました。
アスルクラロ沼津は、昨シーズンは20チーム中10位でシーズンを終え、オフには主力選手が移籍する中で新たなチームを構成しています。藤井選手はその新しいチームの一員として、大きな期待を抱いています。
藤井選手のサッカー人生
藤井選手のサッカー人生の出発点は、兄の影響で始めたことでした。小学5年生の時に入団した「まつひだいSC」では、楽しくサッカーができる環境に惹かれ、そこで「当たり前のことを当たり前にやる」ことの重要性を学びました。特に、彼が小学4年生の時に選ばれた松戸市のトレセンチームでの優勝経験や、小学6年生の時のSHIMIZU CUPでの25得点は、彼の成長に欠かせないエピソードとなりました。
その後、中学校に進学すると「FCクラッキス松戸」に所在。初めは出場機会に恵まれず、悔しい思いを経験しましたが、その苦境を乗り越え、徐々に出場機会が増えていきました。藤井選手はこうした経験を「腐らずにやるべきことをやり続ける」精神と捉えています。
大学での飛躍
その後、サッカーの道を選び、文武両道で評価される八千代松陰高等学校、プロ選手を多く輩出した東京農業大学へと進学。大学での4年間は彼にとって成長の時期でした。特に、大学4年で主将を務め、チームのために自らのプレーで仲間を引っ張る役割を果たしました。この時期、藤井選手はリーグで10得点を記録し、アシスト王やベストイレブンに選ばれるなど、彼の才能が開花しました。
プロの世界へ
そして、ついに迎えたプロサッカー選手としての新たなスタート。藤井選手は左サイドミッドフィルダーとして、得点に絡むプレーやハードワークでの貢献を目指します。「濃いサッカーを展開し、より多くの得点に関与できるよう、日々努力していきます」と力強く話す藤井選手。
さらに、彼が目指すのは単なる個人の成功ではなく、「松戸市を盛り上げる存在」としての役割です。入団に際して、「家族や仲間の期待に応えられるように、全力で戦います」と語った藤井選手の思いは、彼が目指すプロサッカー選手としての道を支える基盤となっています。
未来へのメッセージ
彼は松戸市の子どもたちに向け、「楽しんで取り組むことが成長への鍵」とメッセージを送りました。夢を描き、その実現に向けて努力を重ねる姿勢が、彼自身の未来にも繋がっていくことでしょう。そして、藤井選手の挑戦が始まります。彼の目指すゴールは、プロとしての成功だけでなく、地元松戸市に新たな希望を与えることです。