HAYを“読み解く”20のかたち
東京・表参道に位置するHAY TOKYOで、5月20日から6月2日までの期間にかけて「The Shape of Thought: 20 Designs from HAY」という企画展が開催されます。この展示では、HAYが提唱するデザイン哲学を深く理解し、体感できる機会が提供されます。
展示内容とテーマ
HAYのプロダクトは、シンプルな問いから始まります。「デザインで、毎日をちょっとだけ良くできるとしたら?――もっと楽しく、もっと心地よく。」といった問いかけが、全てのデザインに宿っています。HAYは、デザインを特別なものではなく、日常に溶け込む「使える芸術」として捉えており、日々の生活を豊かにするための選択肢を提供しています。
今回の企画展には、ベストセラー商品や最新作を含む20のプロダクトが並び、その一つ一つがHAYらしさを体現しています。色や素材、フォルムに込められたメッセージは、私たちの暮らし方や生き方を反映するものです。展示を通じて、「どう暮らしたいか」を選ぶことの重要性を感じ取ることができます。
空間デザイン
展示空間のディレクションは、人気の建築家・中原崇志氏が担当。彼のシンプルで洗練されたスタイルは、HAY TOKYOの空間をギャラリースペースへと変貌させます。彼の手によって、HAYのデザインの輪郭が際立ち、訪れる人々に新たな感動を与えることが期待されています。さらに、グラフィックデザインは田部井美奈氏が担当し、視覚的にはHAYの表情を鮮やかに表現します。
また、インテリアスタイリストの竹内優介氏も参加し、スタイリングの観点から展示に深みを加えています。この共同作業により、展示全体がより魅力的で意味深いものとして完成されるのです。
トークイベント
企画展の開始にあたり、特別トークイベントも予定されています。5月20日18時30分より、メッテ・ヘイ氏、ベルギーのデザイナーデュオMuller van Severenと共に、山田遊氏をモデレーターに迎え、デザインの哲学や未来についての意見を交わします。この貴重な機会を逃さないためにも、是非参加を検討してみてください。
ABOUT HAY
HAYは2002年にデンマークで設立された新しいデザイン会社で、共同設立者であるメッテ・ヘイ氏とロルフ・ヘイ氏が展開しています。彼らは、「良いデザインはすべての人の権利である」という理念のもと、世界中の優れたデザイナーと手を取り合い、アート、建築、ファッションからインスピレーションを受けた高品質な製品を市場に送り出しています。サステイナビリティを重視し、多くの人が手に取りやすい価格で、日常の中に美しさを取り入れることを目指し続けています。
まとめ
この展示は、HAYのデザインがどのように日常に寄り添い、心に豊かさをもたらすのかを探求する素晴らしい機会です。ぜひ足を運び、HAYの世界に触れてみてください。