未来のクリエイターたちによる新しい物語の誕生
2025年7月5日、豊島区立千登世橋中学校で、一般的に知られる寓話「うさぎとかめ」をもとにしたワークショップが開催されました。このイベントは、ブランディングファーム「PROUDERS合同会社」が主催し、脚本家の内田光侶(Piro Uchida)がメンターとして参加しました。今回は、総勢30名の生徒が参加し、それぞれが「うさぎとかめ」の新たな続編ストーリーを共同で創作しました。
ワークショップは80分という限られた時間内に、グループワークを通じて7つのオリジナルストーリーを生み出すというものです。生徒たちは、敗者のうさぎと勝者のかめがどのように物語の中で成長し、変化するのかを考え、さまざまな人間関係やエモーションを描きました。
楽しむことの重要性
参加した生徒たちの91%以上がワークショップを「楽しかった」と答え、その多くが生成AIについての理解を深めたいと感じています。また、92.3%がこのワークショップを他の人にも勧めたいという感想を持ちました。これは、参加者にとって単なる授業ではなく、貴重な体験となったことを示しています。
生徒たちの感想の中には、ポジティブな考え方を育む過程が強調され、多くの参加者が、誇りを持つことの意義や自分自身を知ることの重要さを学んだと述べています。「うさぎがかめに負けるという結末に驚いたが、そこから新たな物語を作るのが楽しかった」といった声もあり、想像力や創造力がどれほど豊かに育まれたかがわかります。
誇りを持つ人生を通して
「プラワク」と名付けられたこのワークショップは、単なる物語作りにとどまらず、参加者に誇りを持てる瞬間について考えさせる貴重な機会を提供しました。生徒たちは、物語の主人公たちの感情や出来事を通じて、自分自身の人生においても誇りを持てる瞬間を見つけ出すことの重要性が再認識されました。
「最高に誇りに思える行動とは、自分が人に話せるほど素晴らしいことをしたと自覚できることだ」との生徒の声からも、その効果が感じられます。彼らは、これからの人生で葛藤が起きた際には、ポジティブな思考を保ちながら進んでいくという意欲を持ちました。
プラワクの全国展開
PROUDERSは、これらのワークショップを通じて、「誇り」をテーマにした新たなルーツを提供することを目指しています。「プラワク」は、普段の授業では味わえない独特の経験を通じて、参加者に自分を知り、同時に他者との交流を深めながら新しい物語を生み出す楽しさを伝えることに特化しています。
このワークショップは全国を対象に出張対応が可能で、教育機関や学校、各種団体等での実施が期待されています。興味のある方はぜひ、PROUDERSの公式サイトを通じて詳細をご確認ください。自分だけの最高に誇りに思えるストーリーが、あなたの人生の中で実現するかもしれません。